たまに通る道があるんだけど

歩道が狭くて、ごちゃごちゃしていて、

昼間でも薄暗い感じで

あんまり歩きたくない道だった。

ずっと気付かなかったけど

その道の隣には、

広くて明るくて

とてもきれいな道が通っていた。

こんなに近いのに、こんなに違うんだと思った。

ちょっと何かが違うだけで、

全く違うことになってしまう。

そんな、すぐ近くにある全く違う世界を

全く知ることもなかったりする。


代々続く家業を継いでいるという人に会った。

足袋を作る職人さんだそうだ。

とても爽やかで感じの良い人だった。

どういった仕事をしているのか、丁寧に説明してくれた。

言われなければ、まさか職人さんだとは思わない。

今はこういった若い後継者が集まって

昔ながらの技術を後世に残そうと

様々な動きをしているらしい。

こういうのって、すごくいいなと思った。

新しいモノもいいけど、

昔ながらのモノも大事にしていかないといけないと思う。

そういう考えが普及していくのは、すごくいいことだと思う。

それにしてもスマホって使いづらい。