出産を控えて、今日でH子ちゃんが退職しました。


彼女は私と同い年。


お腹には、三人目の子供がいます。


先日、とうとう臨月に突入しました。


今にも出てきてしまいそうなお腹を抱えて、


彼女は最後まで明るく元気に働いていました。


裏表なくいつもニコニコしていて、


急に仕事を振られても、嫌な顔せずこなしていました。


何かあっても、ケラケラと笑い飛ばしてしまうような、そんな子でした。


家では、二人の男の子のお母さんをしっかりやっていて、


これでほんとに私と同い年なんだろうかと思ってしまいます。


彼女の逞しさ、明るさ、やさしさ、


あのお腹のせいもあって、なんだか神々しくさえ見えました。


最後に、一緒に働いたみんなからということで


簡単だけど寄せ書きとプレゼントをあげました。


プレゼントは、産後に受けられるエステ券でした。


実用的な物ももちろん嬉しいけど、


なかなか自分ではお金を出して買わない物もいいんじゃないかと。


社内のショップの知り合いに、プレゼントのラッピングを頼みました。


事情を話したところ、快く引き受けてくれました。


H子ちゃんは、プレゼントも寄せ書きも、とても喜んでくれました。


よかったー!


じゃ、また明日!という感じで、H子ちゃんは帰って行きました。


彼女自身、しばらくしたら戻ってくる気満々なので


こんな感じで帰って行ったのかもしれません。


しばらくは、あの笑い声が聞こえないと思うと寂しいけど


さらに逞しくなって戻ってくる彼女に会えるのを、楽しみにしています。