BANKERA(バンクエラ)は仮想通貨の銀行
BANKERA(バンクエラ) というICO情報がかなり大々的に出ていることは私も知っていました。しかしどうしても難しいイメージがあり、身体が拒否していたのです。
1度ICO期間が延期になっていて、まだ間に合うのでここ数日ずっと読んでいました。
BANK=銀行、ERA=時代ですから、この時代に合った銀行ということでしょうか。
ホワイトペーパー~10ページ目までを見てみましょう。
バンクエラは、SpectroCoin(スペクトロコイン)という仮想通貨販売所を運営しています。
このスペクトロコインでは、すでに仮想通貨取引、e-wallet(電子マネー口座)、デビットカードの発行、決済代行サービスといった運営に成功 しています。
バンクエラのICO目的は、これらのサービスをより一層充実させ、既存の銀行が行っている決済やローン、通貨両替、投資などのサービスに対抗するための資金調達だそうです。
ICO関連・・・毎度のことながらビジョンが壮大 です。
スペクトロコインは顧客数40万人以上で、新規登録者も毎日1400人以上とのことです。
1日の出来高も平均58万ユーロ以上で、経営は順調との表記があります。
また、現在ではまだまだ現金が優位で、必要という背景から、バンクエラでは様々な法定通貨に対応し、世界中のほとんどのATMで現金が引き出せるよう提携していくそうです。
これを参考に、「すごい! 」「バンクエラ絶対登録! 」という記事もたくさん読みました。
決して否定はしませんが、やはり「本当に実現出来たら 」という部分は忘れてはいけないと思います。どうしてもICOは大風呂敷を広げた表現が多発しますので、きちんと冷静に・・・です。
確かに実現出来たら本当に便利なシステムだということは否定しません。
否定しませんどころか「バンクエラ絶対登録!」という言葉に大賛成です。
しかし、仮に大成功を収めたとしても、それはもはや後の祭りです。
現時点で大成功するのか、失敗に終わるのかなんてわからないわけですからね。
「それがわかったら苦労しないんだよ」
という声はごもっともです。ただ、繰り返し書いてきたように、ICOというのはホワイトペーパーを熟読し、その中身、プロジェクトに賛同出来るかどうか という判断材料。
それに加えて、そのプロジェクトの実現性と言いますか、具現化出来る確率はどの程度なのか、という部分までを自分の感覚で予想することまでが投資判断になります。
さらに言えば初値がどうなるか・・・というところまでですかね。
多くの視点から未来を予想する。こういう投資商品は日本人好みであるという統計もあるので、ICOという制度自体が本来は日本人向けなのだと私は思います。
何せ日本人は無類のギャンブル好きですからね。
ただ、ICOをギャンブルとして考えず、きちんとホワイトペーパーの中身を理解することで、必ず自分の成功率を高めることは出来ますので、面倒でもホワイトペーパーは熟読しましょう。
スペクトロコインで決済代行サービス
ホワイトペーパー11ページ目以降にいきます。
ここの理解は非常に難解ですが、わかってしまえばなんてことはありません。
ETFが例に出されているのですが、ここでは「投資は常に全力で」というのが前提になった例なので、通常のリスク管理からすればありえない例になっています。
ですが、ここはあえてそのままの例で説明します。ETFより仮想通貨でいきましょう。
Aさんはビットコイン(BTC)が上がると思うから投資をしたい
どうせ投資をするならありったけの資産を投資したい(WPの例)
全資産をBTCにしていると、何か買いたい時に必要な分を売却して日本円にする
売却して得た日本円を使い、Bさんから必要なものを買う
Bさんは、日本円を手にしたらすぐに全てBTCにする(BTCは魅力商品だから)
これを非効率的と言っているわけです。これをスペクトロコイン 、バンクエラのビジョンではどのようにするのでしょうか。
モノを買うためには、流通通貨の日本円で取引する必要があり、そのためAさんはビットコインを売って日本円を得ます。Bさんは日本円で売っても、その日本円をすぐにビットコイン投資に回します。
ならば、決済そのものをビットコインで行う手助け をします。
これがバンクエラビジョンということです。
全力投資が前提、かつAさんとBさんの投資希望先が同じことも前提での説明だったので、まさかそこまで強引な説明だと思わず、理解するまで時間がかかってしまいました。
確かにここで書かれていることは理解出来ます。
お互いがビットコインとして資産を持っていたいという願望があるわけです。
ならばわざわざBさんは日本円で売るよりも、ビットコイン決済で商品を売った方がはるかに効率的です。
もちろんAさんとて、ビットコインを日本円に変えてから購入というステップが省略されますので、Bさんからお買い物をするのも手軽に出来るようになるわけですね。
ただ、同じ通貨を欲している人、会社同士でないとこれは成り立ちません。
まぁ、狭い視野で見ていると強引に見えますが、世界中という視野で見れば、マッチングする部分も出てくるのでしょうね。
私個人としてはこの部分に関してはあまり魅力を感じませんでした。
ですが記事にしているからには私自身も大きな魅力と感じる部分がある わけです。後述しますので、是非このままお付き合い下さい。
バンクエラ銀行の設立
バンクエラ経営は銀行が成功する鍵を、資本、テクノロジー、コンプライアンス(法令順守)であると言っています。
バンクエラでは、すでにこの3つの相乗効果を最適に発揮させる実績を持ち、この3つの柱を築いて商品を作り上げた と書いてあります。あくまで自称という点には注意ですが。
そしてこの中でも、特に資本という部分をパワーアップさせるためにICOがあります。
この点については非常に共感が持てますし、一切疑う余地がありません。
銀行業もかなり法的にリスクを抑えるものが出来ていますので、自己資本という部分は必ず必要になってきます。銀行成功の鍵として、上記3つをまとめた言葉が私はあると思います。
規模
この言葉は全てを兼ね備えると思います。それに加えて信頼 というものも得られますね。
あなたが銀行に預金する際、高額であればあるほど規模を見て信頼出来るか判断するでしょう。
ですから、その規模を一気に拡大するためにもICOを行う。
これはものすごく説得力がある部分であり、私も全く不審に思いません。
何度も書いてきましたが、トークンそのものに価値はなく、上場して初めて価値を成します。そしてその価値を高めるためにはICOプロジェクトが成功することこそ最大の近道 ですから。
ただ、後述しますが、このBNKトークンは上場前・・・それどころかICO中でもメリットが出る仕組みでICOトークンセールを行っています。このメリットについては以下で説明します。
BNKトークン購入のメリット・デメリット
バンクエラが完全に稼働するまで、という条件ですが、スペクトロコインとバンクエラ両方を合わせた純利益の20%がトークン保有者に配分されます。
簡単に言えば配当のようなものですね。
これはWCXトークン と同じ性質があると言えますね。
本来価値を持たないはずのトークンにこのような形で価値を持たせてくれることは本当に好感が持てます。 こういう制度は私は大好きですので、WCXにもすでに参加しています。
ICOトークンは、株式投資と違い、経営陣に意見を言うようなことは出来ません。
しかし、このように利益から配当金がもらえると、企業に関わっていることが実感出来ますので、私個人としてはこういう制度に惹かれます。
基本的にデイトレードもコツコツと利益を積み重ねるタイプなので、配当がコツコツもらえるこのタイプはやはり性格上ピッタリと言えるのでマッチするわけです。
もちろん、保有量に応じた配当 でしょうから、少し多めに保有することも考えています。
デメリットとしましては、2月末までのICO予定ですので、資金拘束が長いことです。
ただ、完全なる世界規模ですので、当たればリターンも大きそう に思います。
ホワイトペーパーそのものが壮大なので、リターンが大きそうに感じるのはある意味当たり前ですね。重要なのは実現可能かどうかという判断になってくるでしょう。
バンクエラICOの予定
すでにプレICOは終了しています。プレICOでは上限である30億円強が完売しています。
11月27日(月)から開始されるICO では、なんと200億円もの調達を予定しています。
完売するか、2018年2月末で終了予定 です。
これにより、ICO全体では230億円強が調達される予定となっています。
また、SCO(セカンド・コイン・オファリング)なるものも開催され、これも規模としては200億円前後になる予定だそうです。
トータルすると、時価総額規模が700億円に近いものとなりそうです。
これほどまでの規模で募集しているにも関わらず、プレICOがきちんと完売してるあたり、かなり多くの人が魅力を感じているのがわかります。
また、プレICO、ICO、SCOのトータルでBNKトークンの70% を占めます。
そのため、経営陣等に渡る部分が30%ということで、最近見てきたICOの中では、最も投資家、出資者の保有割合が高い案件となっていることは魅力の1つ ですね。
また、このバンクエラICOでは、購入が後になれば後になるほど値段が少しずつ上がっていくソフトキャップ方式というのが採用されています。
簡単に言えば先に買えば先に買うほど割引されているということです。
「様子を見ている間に値上がりしてしまう可能性があるので、早めに買って下さいね 」
というシステムと考えておけばいいでしょう。
QASH(キャッシュ)のICOでは3日間開催の初日でオファー数に到達していましたからね。これだけの大型案件ではあっても、上限が決まっている という点がモノを言う可能性もあります。
上記のように、様子見で値上がりしてしまうリスクだけでなく、上限到達により、買えなくなる可能性もあるということは忘れてはいけませんね。
後で慌てないためにも、事前に自分なりのシナリオを立てておきましょう。
BNKトークンの買い方
BANKERA(バンクエラ)のICO参加方法は非常に簡単です。
スペクトロコインに登録 (GET BNKボタンを押せばメール登録出来ます)
「入金」を押してBNKトークンを買いたい通貨を入金
BNKトークンを購入
これだけです。QASH(キャッシュ)の時はわずらわしかったですよね。
「参加したい! 」
と思っても、それからQUOINEXを開設して、本人確認書類を提出して、確認のハガキが届いてやっと取引可能になったわけで・・・
当然3日間しかないICOは終わってしまい、購入出来ない。
こんな流れを多くの人が経験したと思います。
今回のバンクエラは11月27日月曜日からですので、時期は迫っているものの、登録も簡単で、本人確認書類等の提出も必要ありませんので、ギリギリ気付いた人も購入可能 です。
買い方はCOMSAに非常によく似ていると思います。
仮想通貨取引所だけは日本のものも登録しておいた方が無難です。
仮想通貨を日本の取引所で購入し、スペクトロコインに送金し、BNKトークンを買うところまでは恐らくかなり簡単な作業で行うことが出来ます。
しかし、このBNKトークンが上場するのは恐らく海外が最初でしょう。
いずれは日本の仮想通貨取引所でも取引が可能になるかも知れません。
それまでは海外の有名取引所に上場という可能性が高いので、そのあたりも今のうちに開設を考えておいた方が後々慌てることもなく、スムーズに取引が出来るでしょう。
バンクエラはICO中も配当あり
バンクエラは、本来上場するまで価値を持たないはずであるICOトークンに、配当・・・と言いますか自社売り上げの20%を分配するという付加価値 を持たせてくれています。
普通であれば、ICO終了後に効力を持ちそうですよね。
COMSAなどのように、総発行数がICO終了まで決まらないようなタイプではこういう対応は難しいでしょうが、すでに発行数に上限があるトークンなら分配率の決定も容易です。
そのため、なんとICOトークンを購入すれば、すぐに分配金を受け取る権利が発生 します。
分配金は毎週火曜日にイーサリアム(ETH)でウォレットに直接入金されます。
また、きちんと丁寧にメールで「あなたの今週の配当はこれですよ」と送ってきてくれました。英語のメールだけに読解するのがスムーズにはいきませんが、読みやすい英語ではあります。
こういうメール送信であったり、読みやすい英語を使ってくれている(憶測)ところは、運営ファーストではなく、ICO購入者ファーストに思えて非常に好印象 です。
配当もイーサリアムでもらえるだけに、やはりイーサリアムが海外は中心ですね。
バンクエラは早く買えば早く買うほど安く買えるだけでなく、早く買えば早く買うほど分配金をもらえる機会も多くなる ということになりますね。
ただもちろん!
早く買えば早く買うほど上場までの資金拘束期間は長くなるわけです。
仮想通貨取引所のICOは大成功になりやすい傾向は世界中で確かにあります。
ただ、アクティブに取引する仮想通貨トレーダーさんたちにとっては機会損失につながってしまう可能性もあるわけです。
もちろんBTCなどが今後暴落する可能性もありますから、その場合は機会損失ではなく、損失機会回避 という素晴らしい結果につながる可能性もあることはありますね。
余裕資金であったり、投資金の中でもあまり使われない枠の範囲で参加するのがいいでしょう。
大きめに資金投入を考えるのであれば、ICO期間中に少しずつ乗せていくイメージがいいかと思います。他コインのトレード資金から毎週少しずつ回していくイメージでしょうか。
もちろん仮想通貨取引をそんなにアクティブに行わない方であれば、最初から全力で欲しいだけ買ってしまうのもいいと思います。
※12月末になってかなり配当が増えてきています。 最初のうちは認知度が低かったものの、配当が増えてきたことでネット上で話題になり、認知度が上がってきているようです。
こういう成長の仕方、認知のされ方は最高ですね。
日本円の入金が出来ない
私はイーサリアムを使って購入 しました。
その理由は、極力ストレートでBNKトークンを買いたかったからです。
詳しい買い方手順については、もう一度下に追記していきますが、例えば100万円分購入したいと思った時、出来ることなら100万円分そのままBNKトークンを欲しいと考えました。
どうしても仮想通貨を購入してから、スペクトロコインに送金し、BNKトークン購入という流れですと、時差が生じてしまい、値動きの影響を受けてしまいます。
上に行ったらいいですが、下に行く可能性もあるので、それならば影響を受けないことが第一と考えました。
その場合、やんちゃな値動きであるビットコイン(BTC)より、大人でどこか物静かなイメージのあるイーサリアム(ETH)の方が適していると考えたから です。
実際ほとんどそのままの価格で買うことが出来ました。
このストレート買いというのは
スペクトロコインに日本円の入金
スペクトロコインで仮想通貨購入
仮想通貨でBNKトークンを購入
この流れが出来ればベストではあるのですが、入金しようと色々試しても出来ません。最終手段はクレジットカード利用ですが、これもユーロでしか受け付けていないようです。
いずれ対応してくれるかも知れませんが、2017年12月4日現在では難しそうですね。
日本の仮想通貨取引所で対応コインを買ってからスペクトロコインに送金して下さい。
バンクエラICOがスタート
追記 していきます。
BANKERA(バンクエラ)のICOが27日にスタートしました。
QASHの勢いを見た後だからか、ずいぶんとのんびりした買われ方に見えます。
現在買われているメーターが出ていますが、ソフトキャップ形式のメーターになっていますので、メーターMAXで売り切れというわけではありません のでご注意下さい。
メーターがMAXになったら1BNKあたりの値段が0.001EUR上がります という意味です。
ICO自体は2月まで開催ということで期間も長いですから、皆様子を見ながら買うのでしょうね。実際COMSAの時も購入後にビットコイン(BTC)が大きく上昇しました。
バンクエラで同じ轍を踏まぬよう、買うタイミングを見計らっている人も多いと思います。私自身もそのうちの1人で、まだ1ETHの投資しかしておらず、残りはタイミングを見計らって買っていこうと考えています。
また、BNKトークンは仮に上限まで買われず、売れ残った場合は、バンクエラICO参加者に按分するという話です。
仮に予定数の半分しか売れなかったら、無料で残りを購入量に応じて配分するということですから、単純に所持トークンが2倍になるということでしょう。
ICO終了時期が近付いてきてもかなり余っているようならチャレンジするというのも選択肢の1つになってくると思います。いずれにしても先は長いのでのんびりでしょう。
上記でも触れましたが、毎週火曜日にBNKトークンの保有数に応じて配当金のようにイーサリアムが配られます。 これはこのICO中にもずっと有効です。
私ももらえました。
仮想通貨のトレードをアクティブにしている方は別ですが、普段使うお金と違うものでBNKトークンを買う予定であれば、定期購入or早めの購入の方がいいと思います。
バンクエラICO購入方法
上記でBNKトークンの買い方は書きましたが、実際購入してみての感想です。
「ちょっとわかりにくい 」
まぁ、少しですね。
スペクトロコインに登録 (GET BNKを押して登録)はいいと思います。
入金も問題なく出来るでしょう。
問題は最後のBNKトークン購入方法 になります。
スペクトロコインでウォレットを開く
両替取引を押す
「両替するアカウント」でBNKトークンを買いたい通貨を選択
「お受取アカウント」でBNKを選択
買いたい金額を両替するアカウントで入力するとBNKの数が自動計算される
送信するボタンを押す
承認するボタンを押して購入完了
そんなに難しい話ではないのですが、最初は少々戸惑う部分もあるかと思います。
上記赤枠の流れに沿って操作をしていただければ迷うことなく進めるはずです。
ウォレットゆえ、日本の仮想通貨取引所に比べてかなり楽と言いますか、手順そのものは入り組んでなく、思っていたよりあっさり買えてしまう ものです。
しかしサイトのレイアウト的には日本人が慣れていないものですから、迷子になりがちなのがネックかと思います。
慣れていくことで解消する問題なので、使い込んで慣れましょう。
まとめ
恐らく私はホワイトペーパー等を読むのに、過去1番時間を使いました。少しでもバンクエラICOに参加するかどうかの判断材料にしてもらえたらと思います。
いずれにしてもスペクトロコイン登録自体は本人確認等もいらないので、登録しておいて下さい。
他の人が一定数を購入するごとに価格が上がっていってしまうので、買おう!と決めたなら早い段階で購入する方がいい でしょう。
バンクエラ・スペクトロコイン登録はコチラ
ICOページに飛びますので、「GET BNK」というところを押せば登録画面に行き、簡単にダッシュボードに行くことが出来ます。ここで日本語設定に直しておきましょう
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