以下をおこなってみてほしい。

目の前に人差し指を立てて,
そして,人差し指の先に意識を集中して少し見たら,目を閉じて心眼で見る。

心眼で見るとは言っても,目を閉じて,目の前にある人差し指をイメージすればいい。コツとしてはおでこで見る感じだ。

そして,イメージした人差し指の先に意識を集中し,さらに,気が集まってきているイメージをする。

光が集まってきて,凝縮しているようにイメージするといい。難しければ,とにかく意識を集中すればいい。

そうすると,そのうち人差し指の先がジンジンしてくる。温かく感じる人もいるかも知れない。人によって体感は異なるが,
何か感じるはずである。

この訓練をしていると,そのうち,少し意識を集中するだけで,はっきりとした感覚が出てくるようになる。
その段階になったら,意識で,指先から,手首,腕,胸と気を動かしていくといい。
気は意識を向けたところに集まるし,意識で動かせる。それが体感として分かるようになってくる。

この訓練はシンプルだが,非常に重要な訓練である。
気が分からなければ,前には進まない。波動も分かるようにならない。

ちなみに,体内の気の動きが分かるようになると,いろいろな発見がある。
気が分かるようになった段階で,真言マントラを唱えてみるといい。
体内の気が明らかに変化することが分かる。いかに密教のマントラが凄いか分かるだろう。
マントラとは,正式なサンスクリットのマントラである。
あるいは,声明を聴くと,邪気が浄化されて,言葉では言いあらわせないような感覚になる。

また,気が分かるようになると,人のことも見抜けるようになってくるし,とにかく,いろいろな変化が起きてくる。好転してくる。

意識を向けたところに気は集まる