こだわりが悪い,ということではないが,だが,こだわりすぎると偏ってしまう。
偏ると,バランスが崩れ,よい状態が長く続かなくなるのである。

それに,こだわりすぎると,発想が凝り固まり,周りのことが見えなくなるし,受けいれられなくなる。このことが,一番の障害になる。

周りの人の意見が聞けずに孤立していくのも,こだわりの怖さでもある。

運気が上がるのを妨げるのは,「我」と「こだわり」に他ならない。

 

こだわりと同じく,運気が上がるのを妨げるものに恨み,嫉みがある。ぜひ覚えておくとよい。



ちなみに,小生は,今まで,こだわりのある人もたくさんみてきた。
そのなかで,特に印象に残っているのは,ある大企業の社長が,植木をやりだしたことだ。

最初のうちは,程よい数の植木が庭に置いてあり,庭が綺麗で,とてもよかったのだが,徐々に植木の数が増えていき,こだわりも出てきたのだ。

そのうち憑りつかれたように,植木ばかりいじるようになり,金はあるので,数もさらに増えていった。
いつしか,綺麗だった庭が,お化け屋敷のようになり,家族もおかしくなってしまったのだ。
 

原因を調べてみると,どこかで大量にもらってきた,植木の鉢のなかのひとつに,因縁のあるものがあったのだ。しかし,それを話しても,こだわりが強くなっていて,人の意見を聞かなくなってしまった。

結局,社長も胃がんと,大腸がんになってしまったのだが,悪運の強い人で,手術をして5年間再発もなく完治はした。

 

最終的には,何とか説得し,植木の数を減らし,因縁のある鉢を処分することになり,それからは,家族は元の状態に戻ったのだが,

一度大病を患うと,生命エネルギーが急激に落ちる,そして老けてくるのだ。運も,大病を患う前に比べるとだいぶ落ちてしまう。

 

こだわり過ぎが,因縁のある鉢を呼び寄せ,その因縁物が短期間で家族を不幸にしてしまったのである。

 

 

 


この他にも,こだわり過ぎて,不幸になってしまった人をたくさん知っている。

こだわりすぎには注意したほうがよい。