映画 | クレヨン日誌

クレヨン日誌

1歳を記念にブログを開設しました(*^_^*)
チェリーのアレルギーがきっかけで、食・環境に興味を持っています。

ちゃぶ台で、よみがえりのレシピという試写会があったので行った。パパが気をきかせてくれて、チェリーはパパとつかさの湯へ。ありがとうパパ(*^_^*)
静かな映画で、現代人が忘れかけているもの。大事なメッセージが込められた映画でした。

多くの在来作物が日本各地であったのだけど、後継者不足で少なくなってきている。多くの人達は、品種改良によって、商品価値のある品種で、いかに現金収入を得るか?お金にならないものは、作らないという流れになってしまった。

在来種を活用して、素材に寄り添う料理をして、野菜本来のおいしさ、素材の風味を生かすという料理方法。腕のある料理人が立ち上がり、在来種を守っていくという生産者と消費者をつなぐという取り組みがえがかれていた。おいしそうな料理の数々に、行って食べてみたいなぁ~と思いました。
 
小学生達が、在来種のきゅうりの苗を植えて、種取りをして、そして、種を育てる。命はめぐるという、絶やさず、次に命のバトンをつなぐということも、肌で感じる体験も描かれていて、チェリーにも、させてみたいと思いました。野菜本来の持つ、苦みは、ガンの抑制効果もあるとのこと。食べ物=自分の体。食べるものは気をつけていこうと改めて思いました。

生産者の方々も、それぞれの風土にあった種の保存方法・江戸時代からある焼畑農業を活用した農法。種をたやさず、次のバトンを絶やさずつないでいきたいという使命感のあられる方々が映像にでてきました。私は、高齢のおばあちゃんが印象深く、山の急斜面で栽培された在来種のかぶを、ひとつひとつもいでいく。そのおばあちゃんは、「あなたの漬けたかぶが食べたい」と人に喜んでもらえる。人に喜んでもらえるというのが活力になって、大変な作業だけど、やめられないとおっしゃっておられたことが、心に残りました。人に喜んでもらえる⇒自分も楽しいし、うれしい、そういう喜びを感じる、多くの現代人が忘れているものなのかもしれないと思いました。現代は、競争社会。人よりもいかに良い大学へ出て、多くの現金収入を得て、生きていくか?高価な物を持ったり、お金をたくさんもっているという、誰かと比べての幸せのものさしです。本当に自分が心から、うれしい・楽しいというものを見つけることができれば、あのおばあちゃんのように、心からHAPPY!という生活ができるんだろうなぁ~と思いました。誰とも比べようもない、HAPYYと思えるようなものをみつけていきたいと思いました。
在来種=生きた文化財。ここ長洲にも残っているのか?生産者の人に聞いてみようと思います。