お話 | クレヨン日誌

クレヨン日誌

1歳を記念にブログを開設しました(*^_^*)
チェリーのアレルギーがきっかけで、食・環境に興味を持っています。

田中優さんが、去年の12月に熊本へ来られた時の”未来のエネルギー”のDVDを見たあとに、熊本へ非難されてこられた方のお話がきけました。
坂口恭平さん(建築家・作家)の考え方に賛同されて、ここ熊本に移住されて来られました。彼も震災を機に帰郷した方です。母たちの3・11のパンフレットの中に彼のことが書いてあります。

震災を機に、3・11からの避難者を無償で受け入れている「ゼロセンター」をされておられます。
インタビューを転記します。

「僕は経済システムは奴隷システムだと思います。○○したいけれどできないって、みんな言うけれど、その理由のほとんどがお金。労働の鎖をつながれて身動きがろれなくなっている。逃げない理由がお金だったらあげたいですよ。3月に熊本に定住した頃は、無力感に襲われていました。罪を犯していたことに気づいたんですよ。僕が原発のことを知ったのは去年末頃で、それまでは何も知らなかった。これは原発を許してきたことと同じ。原発を許してきた思考回路が今の社会をつくったんだと思いますよ。僕自身も震災の影響で熊本に帰ってきましたが、何もしないではいられなかった。僕身の小さな子どもがいますしね。これから生きていく子ども達を助けたい。それで誰でも非難して来れるようにスペースをつくろうと動き始めたら、家を貸してくれる人があらわれて、そうしてゼロセンターができたんです。いろんな人がやって来て、いろいろと勉強になりました。それで、一番かけているのは自立だと思いました。お金の話をしましたけど、お金自体は悪いものじゃない。本来お金は何ものにも変えられない価値のあるものに払うもので、才能や技術をたたえるものだったはずですが、今は自分がやらないものを手に入れるために払う、思考停止の道具になってしまっている。そしてそれが人を縛っている。人は本来自分のやるべきことがあって生まれてきているはずなのに、みんなそれを放棄して奴隷システムに入れられているんですよ。国が土地を所有していて国民が税金を支払う仕組みがそれをつくっているんです。お金から目を背けると足元をすくわれます。稼ぐことは悪いことじゃない。お金があったら人を助けることもできるんですから。政府への支援をお願いするよりも個人ができることを持ち寄りながら自立していけばいいんです。今の日本は国がちゃんと機能していないし、政府の対応はひどいもんです。」新しい風を吹かせたい!という彼の意気込みが伝わってくる記事でした。

避難されてこられた彼女も、政府を頼りにするよりも、自分達が今何ができるか考え行動すること。もちろん、行政に働きかけるということもしていかなきゃいけないけれど、あてにしてはいけない。役場の人達も、個人個人で話すと、良い人ばかり。決まりが彼らを縛っている。
親や弟さん達は、まだ関東の方にとどまっておられるとのことで、いくら危険と伝えても、ダメだったという話をされ、子どものことや自分達の健康を考えられた決断だったとのこと。
今は、顔の見える人達のお米や野菜などを買われ、今後は自分達で栽培をしていきたいとのことでした。原発事故の象徴は、私達人間のおごり・勘違い・無関心。
新しい風を吹かす人達。田中優さんもおっしゃれていたけれど、原発事故があって、3・11あの日を境に新しく生まれ変わった。亡くなられた人達に、気づきを与えてもらえた日になったと言えるように、行動していこうと思います。

野田総理は、大飯原発の再稼働を急いでおられるとのこと。二度と同じ悲劇をみたくないので、お葉書しました。瓦礫処理も、全国に汚染を広める行為です。本当にやめてほしい。

〒100-8968
東京都千代田区永田町 1-6-1

「内閣官房内閣広報室」
内閣総理大臣 野田佳彦 様