来月、娘の結婚式があります。

ご時世もあり、入籍は済ませて結婚式が後日と言う形式です

さてさてとてもおめでたい席なのですが、まだまだ精神年齢が子供の私にとっては、色々な意味で気持ちの準備が出来ていない大層緊張するお話しです

そんな中、私にしては少し余裕を持たせて当日の衣装が決定しました。

最初は洋装でと思ってたんですけどね。。。

でもおちびの私、どんなハイヒールを履いてもチンチクリンだなと思っておったんですね。新郎様のお母様はスラっと背の高い方で、合わせようと思うものならえらい事になるし...困ったなぁと。

そんな時ふと思い立ち、17年前に逝去した母の着物を取り出してみる事にしました。当時あれこれ持ってきて押し入れの桐の衣装ケースにしまったままのものです。開けてみると、自分の振袖や母の訪問着などに交じって留袖が出てきたんです

正直、留袖を着る上で必要なものなど一切度外視して、大喜びです。母が私の結婚式の時に着た留袖を着られるのなら、そんなに嬉しい事はありません。天国の母も一緒に娘の結婚式に連れて行ってあげられる。

さてそこからが大変でした。

何があって何が無くて、何が必要なのか。一緒に出てきたものも、何が何やら分からず仕舞で。暫し腹が決まった事に納得して2ヶ月ほど経過

4月に入りネットで調べて、どうやら必要なものがざっくり分かりました。

【必要らしきもの】

留袖、帯、帯締め、帯揚げ、末広、帯枕、帯板、肌襦袢、長襦袢、半衿、衿芯、足袋、腰ひも数本、伊達締め、コーリンベルト、タオル数本、草履、バッグ

ひえ～～～。多い

この中で青字のものだけなかったので、買いました。

実は、帯については元々豪華な柄の帯があったので、これ使えるのかな？と仮着付けの際に試してみました。

こんな感じ。

帯は素敵、でも着物に合わない

着付けをしてくれた方に聞いたところ、帯の柄が大きいのは若向けなのだそうです。

だとするとこの帯は、母が私の着物用にあつらえてくれたものだったようです。

私はと言えば薄情なもので、着用したかどうかの記憶すらありません

そんな訳で、今回は帯も買う事にして、着物を持参して合う帯を選んできました。

帯ってすごく高いイメージでしたが、今後頻繁に使うものでは無いしという事で、リーズナブルなお値段のもの選んで来ました

いいお着物だから〜良い帯を〜と言われるとちょっと胸が痛んだりしますが、母もかまへんかまへん。と言ってくれてると思う事にします。

あくまでも主役は新郎新婦ですし、何せ留袖の柄がハッキリしているので、留袖を引き立たせる帯にしたつもりです。帰宅して小物と合わせてみたら、金の色合いがとても合っていていい買い物が出来たと満足です

当日、緊張の中...母親なのに孫にも衣装になる恐れが十分にありそうです。

結婚式後、またお写真があげられたら見てやってください

娘の結婚式に初めて着る事になった黒留袖