娘の出産が刻々と近づいてきております。

とはいえ、プライバシーの侵害になってもいけないので、

ここはそれ、私が彼女を出産した時の話をおひとつ。

1990年代半ばのお話しです。

何の役にも立たなかったらすみません

私は、自他ともに認める程のおちびさんでして。小学校５年生の平均身長と言われていました。（多分今は違うかも）

そんな私ですが、横周りは案外ボリューミーな身体をしていまして、妊娠した時に骨盤周りを計測してもらったところ、

「なんとか自然分娩でいけます。」と先生にお墨付きを頂いていました。

大好きなラーメンも極力我慢して、体重が増え過ぎない様に気を遣い予定日当日を迎えました。

（あ、因みに、妊娠中盤にはどうにも我慢できず、月に一度の検診の帰りに、大のお気に入りだったラーメン屋「げんこつ屋ラーメン」で食べるのが密かな楽しみだった私です）

しかし

予定日を迎えても陣痛の気配はありません。

予定日経過２日目。うんともすんともいいません。

予定日経過３日目。全く出てくる気配なし。

予定日経過４日目。朝から健診の日でした。また病院の後に「げんこつ屋」に行こうと楽しみにして出かけました。

そして健診の時、先生から

「破水してますよ。いつからしてました？」

と驚愕の事実を告げられたわけです。

「え？知らんがな」

当時、多分、多分ですが「破水」っておしっこジャーって感じの認識だったんだと思います。

そんな訳で、知らぬ間に破水してしまっていた私は、家に帰れずお楽しみのラーメンも食べれず、そのまま分娩準備に入る事になったんです。当時はよく分かってなかったんですけど、破水すると感染リスクが高まるからの流れだったんですね。

でも破水はしてるけど、子宮口が全然開いていなくてですね。

えええ破水って、あかちゃんが準備OK！もう出るよ～って意味じゃないの？と思ったんですが、

私の方の準備が出来てなかったって事なんですかね。そこからバルーンを入れて、あらでもまだまだ硬い。陣痛促進剤も使って...の過程で、当然ですが陣痛が起こってくるんです。

ただ痛い。ものすごい痛い。の記憶とは違ってます。

実は私、子供のころから、腹痛を起こすと必ずと言っていいほど吐き気を伴うんです。

腹痛たって陣痛は別物だろうと思っていたのに、同じものでした

お腹が痛い吐く痛い吐く

の繰り返しで、トイレに籠って便器を抱きしめてそれこそもうフラフラになって、自分が体力を消耗しているのを感じていました。

それから暫くして（実際何時間経ったか分からないんですけど）

「あかちゃんの心音が落ちてきています。このままでは危ないので緊急帝王切開になります。」

と、あれよこれよと言う間にお腹をバサーっと切られて彼女は誕生する事に

彼女が誕生したのは、私が「破水してますよ」って言われてから約11時間後くらいの事です。

未だに何が原因となってこの形のお産になったのかはハッキリとは分かりませんが、

破水に気づかずいたからかなぁ。とか、

お腹痛いと吐いちゃうクセがあったからかなぁ。とか思ったりしてます。

その後宿した２人の子も、前にならえ～と帝王切開で産んでますので、今回娘の自然分娩立会に際して私は役に立つのか？非常に不安だったりしておるのです

まぁ、こんなおかんですが、確かに言える事が一つ。

昔はこんな事言う人いました。「帝王切開だとわがままな子が育つ」

これ、全くもって違いますね

なんでこんな風に言われたんでしょうね。

女は苦しんで我が子を産まねばならぬ。的な発想でしょうか。

いや、帝王切開も違う意味で苦しいし～。

そして何より、無事に産まれて来てくれた事に感謝ですよ。

どんなお産であれ尊いぞ

富士山

娘の出産の期に及んで私のお産の話をおひとつ。