「ユニコーンに乗って」7話


仲間と思っていたはずの海斗に裏切られ、意気消沈するドリームポニーのスタッフたち。

そんな中、羽田社長にアドバイスをいただき、みんなでリフレッシュ旅行へ行く。

すごくいいところだったので、私も行ってみたいと思った。


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印象に残ったのは、佐奈が功の好きなジュースを飲みながら過去を振り返り、好きだったなぁ...とつぶやくシーン。

そして何より、当時の恋心と、今、小鳥さんへ抱いている自分の気持ちの対比。


小鳥さんと佐奈が2人きりで手持ち花火をするシーンでは、自分の親くらいの歳の男性なのに、

「小鳥さんといるとなんだか温かい気持ちになる。この気持ちはなんなんだろう」

とつぶやく佐奈。

ここで疑問が湧く。
そばにいて温かい気持ちになるというのは、一体恋心なのだろうか。


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私はふと、思い出した。

2年間付き合った人と別れる時

「一緒にいてこんな温かい気持ちになる人なかなかいないから貴重な2年だった、ありがとう」


と言われて、

付き合う時の告白の言葉よりも何十倍と嬉しくなって、(秘密)

それはこっちのセリフだよ。
なんでこれから別れるという時に言うのだよ。

と少し切なくなったけど、

お互い気持ちに見切りがついていたので、引き止めることもなくさようならしたあの日のこと。


今でもその言葉を思い出すと、とても温かい気持ちになる。



そうだ。私はあれからずっと恋というものをまともにしていない。

デートしたり好意を持たれたり気になる人ができたり、推しのような存在ができることはある。

だけど、なぜか、あの時のように本気で誰かを思うことができない。思い続けることができないでいる。

未練なんて普通にないし、日常に追われているとそんな元彼のことなんて普通に忘れている。
ふとした瞬間に思い出すことがあっても、好きとか会いたいではなく、温かい気持ちになるだけだ。



ただ、私はこのドラマを見て思った。

一緒にいて楽しい人なんて、世の中いっぱいいる。好きになったら、どんな相手だろうとドキドキもするし、楽しい。

だけど、一緒にいて温かい気持ちになる人というのは、なかなか出会えないのだ。

だから、不覚にも私はその元彼を、忘れられないのだと思う。

彼は不器用な性格で、素直じゃなく笑うのが下手だった。だから、どちらかというと私がいつもリードしていたし、キュンキュンさせてくるような言動は一切なかったように思う。

でも、あの人といると、温かい気持ちになった。そして、彼も私といると温かい気持ちになってくれた。

私は迷いなく、当時は自分の幸せより彼の幸せを願っていたと胸張って言うことができる。





恋心というのは必ずしも、ドキドキや、キュンキュンではない。

若い頃はどうしても、そこにフォーカスが行きがちだけれど、

恋愛というのはむしろそこよりも、



その人がいないところでもその人を思い、幸せを願うこと、

その人の笑顔を見ると、それだけで温かくなることだ。