BS-TBS 

にっぽん!歴史鑑定

「べっぴんさんの真実」

2016.12.5放送

 

ナレーション:鈴木順

そして創業から1年が過ぎた昭和24年12月

惇子たちはモトヤ靴店を離れ独立。今までの5倍以上もの広さがある店舗を構えました。社名も変更。親しいという意味を持つ FAMILIAR ファミリア と。

 

歴史鑑定士:田辺誠一

売り場面積が広がったことで商品の数も増え、 惇子さんたちは今まで以上に商品作りに追われることになりました。

ミシンも増やし(写真:当時の作業場、写っているだけで12人の女性やミシンかけや縫物をしている)裁縫ができる女性を数人雇い入れましたがそれでも間に合わず 惇子さんたちは納品に行く電車の中でボタンつけをすることもあったといいます。朝から晩までてんてこまいの毎日。それでも 惇子さんたちは子ども服にさらなる革新をもたらしていきます。

 

4人のさらなる商品開発への挑戦とは?

 

ナレーション:鈴木順

モトヤ靴店を離れ自分たちの店舗をかまえた 惇子たちでしたが当時はまだ材料を思いのままに仕入れることはできませんでした。そんななか生まれたのが

 

クローバー前と後ろを全く違う布で作ったベストや

 

クローバーパッチワークのようなワンピース

 

クローバーさまざまな色の残り糸をつなぎ合わせて編んだセーターなど

 

どれも材料不足から生まれたものですが「斬新だ」と好評を得ました。

 

また、 惇子はそれまで肌着としてしか見られていなかったTシャツをアウターにしようと考え、さまざまなイラストをプリントして売り出します。するとこれも大ヒット。今ではよくみるデザインTシャツですが 惇子のアイデアだったのです。