真夏に134号線を走ったのは何年ぶりだろう。
逗子から鎌倉辺りの短距離は記憶にある。
でも、茅ヶ崎から逗子となると記憶にない。
厳しい陽射しが照りつける時間帯に渋滞している134号線を走る気がしなかった。
でも今日は外せない用事がある。
時間的制約もある用事にかこつけてオートバイで真夏の134号線を走ることにした。

江ノ島手前でドカティMHRと並走する。
50kmくらいのスピードだったろうか。
ミズスマシが水の上を移動するかのごとくアスファルトの上を優雅に移動していた。
テールカウルの赤が艶かしい輝きを放っている。
コンチマフラーは硬質な排気音を吐き出している。
せっかちなクルマがどんどん追い越していくが、ドカティMHRはまったく意に介さずペースを変えない。
$On Any Sunday


信号無視をして我が物顔で道路を渡る水着姿のカップル。
134号線と同じ高さの逗子の海の家の屋上。
誰もが浮き足立っている。
復路は21時を過ぎていたが、暗闇の中でも水着姿のまま闊歩しているカップル達。
夏を短いと感じている年代だから成せるのか。
自分にも同じような頃があったがとうの昔に忘れた。
ひたすら目的地を目指して走るだけの自分。
あの頃は決して戻って来ない。

やはり、真夏の134号線は苦手。


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