昨夜、終電に揺られながら、携帯で天気予報をチェックした。
土曜日の最高気温が21℃になっていた。
2月に、である。
2月に20℃を越えたことが過去にあったかは知らないけれど、
僕の記憶にはなかった。
だから、昨夜から明日はオートバイに乗ろうと決めていた。
しかも、スポーツスターとエルシノアの2台とも。
久しぶりに、CONTAXのRTSをバッグに放りこんで、
外に連れ出すことにした。
出発前、オートバイをガレージから出すだけで、
軽く汗ばんだ。実際、暖かい土曜日だった。
2月にオートバイに乗る格好から2枚差し引いた格好で
オートバイに乗っても気持ちがよい。
久しぶりに江ノ島方面へ行ってみようと思う。
鎌倉を通る度に、鎌倉の女性は特別だと思ってしまう。
実際、見かけた女性が鎌倉に住んでいる女性かもわからないのに。
134号線を江ノ島方面へ向かう。
強風に乗って潮の香りが鼻腔に入り込む。
江の電を右手、サーファーを左手に歌を口ずさみながら、
よく晴れた134号線を走る。
江ノ島で休憩をした。
人間慣れした猫が3匹、佇んでいた。
バッグからCONTAX RTSを取り出し、猫にレンズを向けてシャッターを切る。
久しぶりの一眼フィルムカメラのシャッター音が気持ちよい。
カシャンと金属音が混ざったような音がする。
理由はわからないのだけれど、僕は江ノ島に長時間居る事ができない。
なぜか落ち着かないのだ。だから訪れることも少ない。
今日も15分程度休憩して、出発することにした。
江ノ島に来ると、なぜか葉山が恋しくなってしまう。
でも、たまにはもう少し西へ走ってみようと思い立ち、
江ノ島を出て134号線を左折した。
しばらく走ると、やはり葉山がいいなと思いUターンすることにした。
混み始めている道路。
仕方なく、20kmほどのスピードで一番左側の車線の路肩をすり抜けする。
突然、目の前をクルマが横切った。
反対側車線からクルマが路地に進入するために、
猛スピードで走ってきたのだ。
とっさに急ブレーキ。前輪、後輪ともロックさせる。
ほんの数十センチのところで、クルマの横っ腹に突っ込まずに済んだが、
もちろん、僕はそのまま横転した。
久しぶりにアスファルトの上を転がった。
幸い怪我はなかった。オートバイもバックミラーが曲がっただけで無傷だ。
慌ててエンジンを切り、オートバイを起こした。
数年ぶりに地面から起こすスポーツスターは
とてつもなく重く感じた。
横切ってきたクルマはどこかへ消えてしまった。
134号線を逗子方面へ走るときに、
アスファルトの上を転げないまでも、フルブレーキすることは
過去にも何度かあった。
だから足が遠のくのかもしれない。
自分の不注意もあるけれど、この道は苦手な道だ。
気を取り直し、134号線を逗子方面へ走り出す。
渚橋を渡り、右折。
葉山へ向かう。
いつもの御用邸裏で、波光とサーファーを眺める。
いろいろなことが頭を過るけれど、
何一つ答えはでない。答えなんてないのかもしれない。
考えること自体が不毛なのかもしれない。
それでも、波の音を聴きながらボンヤリを考えてみる。
この浜辺ではいつもそうだ。
時計は16:00を指している。
横須賀経由で一度自宅に戻ってエルシノアに乗り換えて、
細々とした用事を済ませることにする。
久しぶりのエルシノアはアップマフラーから白煙を濛々と吐き出している。
僕は振り返り、白煙を見る。
これだから2サイクルもやめられない。
明日はオートバイを磨こうと思いながら、
シフトチェンジを繰り返した。
土曜日の最高気温が21℃になっていた。
2月に、である。
2月に20℃を越えたことが過去にあったかは知らないけれど、
僕の記憶にはなかった。
だから、昨夜から明日はオートバイに乗ろうと決めていた。
しかも、スポーツスターとエルシノアの2台とも。
久しぶりに、CONTAXのRTSをバッグに放りこんで、
外に連れ出すことにした。
出発前、オートバイをガレージから出すだけで、
軽く汗ばんだ。実際、暖かい土曜日だった。
2月にオートバイに乗る格好から2枚差し引いた格好で
オートバイに乗っても気持ちがよい。
久しぶりに江ノ島方面へ行ってみようと思う。
鎌倉を通る度に、鎌倉の女性は特別だと思ってしまう。
実際、見かけた女性が鎌倉に住んでいる女性かもわからないのに。
134号線を江ノ島方面へ向かう。
強風に乗って潮の香りが鼻腔に入り込む。
江の電を右手、サーファーを左手に歌を口ずさみながら、
よく晴れた134号線を走る。
江ノ島で休憩をした。
人間慣れした猫が3匹、佇んでいた。
バッグからCONTAX RTSを取り出し、猫にレンズを向けてシャッターを切る。
久しぶりの一眼フィルムカメラのシャッター音が気持ちよい。
カシャンと金属音が混ざったような音がする。
理由はわからないのだけれど、僕は江ノ島に長時間居る事ができない。
なぜか落ち着かないのだ。だから訪れることも少ない。
今日も15分程度休憩して、出発することにした。
江ノ島に来ると、なぜか葉山が恋しくなってしまう。
でも、たまにはもう少し西へ走ってみようと思い立ち、
江ノ島を出て134号線を左折した。
しばらく走ると、やはり葉山がいいなと思いUターンすることにした。
混み始めている道路。
仕方なく、20kmほどのスピードで一番左側の車線の路肩をすり抜けする。
突然、目の前をクルマが横切った。
反対側車線からクルマが路地に進入するために、
猛スピードで走ってきたのだ。
とっさに急ブレーキ。前輪、後輪ともロックさせる。
ほんの数十センチのところで、クルマの横っ腹に突っ込まずに済んだが、
もちろん、僕はそのまま横転した。
久しぶりにアスファルトの上を転がった。
幸い怪我はなかった。オートバイもバックミラーが曲がっただけで無傷だ。
慌ててエンジンを切り、オートバイを起こした。
数年ぶりに地面から起こすスポーツスターは
とてつもなく重く感じた。
横切ってきたクルマはどこかへ消えてしまった。
134号線を逗子方面へ走るときに、
アスファルトの上を転げないまでも、フルブレーキすることは
過去にも何度かあった。
だから足が遠のくのかもしれない。
自分の不注意もあるけれど、この道は苦手な道だ。
気を取り直し、134号線を逗子方面へ走り出す。
渚橋を渡り、右折。
葉山へ向かう。
いつもの御用邸裏で、波光とサーファーを眺める。
いろいろなことが頭を過るけれど、
何一つ答えはでない。答えなんてないのかもしれない。
考えること自体が不毛なのかもしれない。
それでも、波の音を聴きながらボンヤリを考えてみる。
この浜辺ではいつもそうだ。
時計は16:00を指している。
横須賀経由で一度自宅に戻ってエルシノアに乗り換えて、
細々とした用事を済ませることにする。
久しぶりのエルシノアはアップマフラーから白煙を濛々と吐き出している。
僕は振り返り、白煙を見る。
これだから2サイクルもやめられない。
明日はオートバイを磨こうと思いながら、
シフトチェンジを繰り返した。