●AM09:00 一安心
レース越しに晴れていることを確認して、一安心する。
安心したせいかもう一度浅い眠りに落ちる。

次に目を覚ましたときには、猛ダッシュで出発準備に
取りかかっていた。
昨夜部屋の中に干した雨具(レインウェア、ブーツカバー、
デイパックカバーetc)を素早く畳んでデイパックに収納。

●AM10:00 得した気分
11:00のチェックアウトに間に合えば良いと思っていたので、
1時間得した気分で出発。

出発してすぐにレッドバロンを発見。
ダメ元でヘッドライトが切れたことを相談してみる。
適合ワット数の在庫がないため、ここで交換はできなかったが、
近くにオートバイのパーツショップがあることを教えてもらうことができた。
2Km程Uターンして、「ダイリン」でヘッドライトを
交換してもらうことができた。

H4 12V 60/55W 超耐震HD仕様。
¥1,980+工賃¥300+消費税=¥2,280。

実はヘッドライトをどこで直そうか、悩んでいた。
秋田市内のハーレージャパンは月曜日が定休日であることを
ホテルのインターネットで確認してあり、
盛岡のハーレージャパンに辿り着くまで諦めていたのだ。
それがこんなに簡単に解決してしまい、ラッキーだった。
何事も難しく考えてはいけないものだ。

●AM11:00 再スタート
11:00にはヘッドライトが直った。
1時間の消耗だけで、再びスタートすることができた。

7号線→56号線→101号線で日本海側を北上して男鹿半島へ向かう。
青い空に白い雲が浮かんでいる景色を見ながら走るのは
心地よい。昨夜の苦行が記憶の隅に追いやられていく。

●AM11:59 道の駅てんのう
道の駅てんのうでお土産を購入。
きりたんぽセット、稲庭うどん、じゅんさい、とんぶりetc、
秋田の名産物を自宅に配送してもらう。¥5,000。

道の駅内にあるそば屋で昼食。てんぷらそばを食べる。

男鹿半島の入り口で大きな、なまはげが出迎えてくれる。


●PM02:00 Uターン
妻恋峠を回ってUターンするつもりでいたのだけれど、
どこかで道を間違えたようだ。


諦めて来た道をそのままUターンすることにした。

この時間から急速に陽は西に傾いて行く。
日没までには盛岡に辿り着きたい。
昭和男鹿半島ICから秋田自動車道に入り、協和ICで降りる。
ひたすら46号線を東に進むと、角館田沢湖を過ぎて
盛岡に辿り着くことができる。

途中、不思議な色彩に出会う。
道の両脇に田圃が続く道で、夕陽が黄金の粒子を
空気中にちりばめているような色彩に。
山が、田圃が、穂がこの色彩を作っているのだろうか。
もしもこれが日本の色彩だとしたら、
僕らはこの色彩感覚を失いつつある。

日没が迫り、気温は急激に下がり始めていた。
先を急ぎたいところではあったけれど、
日本一深い湖、田沢湖に寄ってみることにする。
ほとんど観光客の居ない平日の湖は少し寂しい。
深い水深がすべてを飲み込んでしまったみたいに。








仙岩道路は橋が異様に多い。
高所恐怖症の僕はオートバイで橋を通過するだけで、
足下がすくんでしまう。

仙岩峠では7℃の気温掲示板を確認。極寒だ。

●PM05:00 ミスタードーナツ
日没ギリギリで盛岡駅に到着した。
仙台の3割増で寒い気がする。
居ても立っても居られず、ミスタードーナツに飛び込む。
そして、あまりの混雑ぶりに驚く。
恐らく日本一混雑しているミスタードーナツなのではなかろうか。
それにしても不思議なもので、
普段口にしない缶コーヒーやドーナツを無性に
口にしたくなるのがオートバイの旅だ。
いつものようにオールドファッションとアメリカンを注文し、
上着を着たまま体を温める。
街行く人々も真冬のような格好をしている。
やはり盛岡は寒いのだと確信する。

駅まで徒歩で移動して、駅周辺地図を探すが見つけられず。
仕方なく駅員さんに尋ねると、駅周辺地図と宿泊施設の一覧を
貰うことができた。
iモードで検索したホテルと地図、一覧を照らし合わせながら
ホテルパールシティ盛岡に決めた。

●PM06:30 ホテルパールシティ盛岡
チェックインして、即お風呂にお湯を溜める。
お湯が溜まるのを待てずに裸になって体をお湯に浸す。
それほど、体は冷えきっていた。

お風呂から出ると、次はコインランドリーで洗濯。
乾燥機まで使うと、1時間以上かかる。
30分の洗濯を終えると、乾燥機に洗濯物を投げ込んで
街に夕飯を食べに行くことにした。
旅の空の下でも、洗濯から逃れることはできない。
旅は非日常であるけれども日常も引き摺っている。

●PM08:30 ぴょんぴょん舎
盛岡といえば冷麺。ビギナーの僕はぴょんぴょん舎に飛び込んだ。
一人分の冷麺と焼き肉セットを注文。

またもや既に食べかけで失礼します。

辛いものが苦手な僕は、自分で辛みを調整できる
「別辛」を注文したのだけれど、分量を間違えてしまい、
辛さで口の回りが痺れてきた。
やがて、口から顔全体に痺れは回り、
滝のような汗を流すことになった。

高い所と辛いものが大の苦手な38歳。

●PM09:10 乾燥完了
乾燥機が終わる時間だったので、一度ホテルに戻る。
それにしても盛岡の寒さはハンパではない。
街行く人はマフラーをしている人もいるくらい。

ジャストで乾燥機から洗濯物を回収。
部屋で洗濯物を畳み収納完了。

●PM10:00 盛岡大通りナイト
-非公開-



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●距離:230.23Km

●給油:¥1,668
●飲食:¥5,000+α
●高速:¥1,050
●修理:¥2,280
●宿 :¥4,700
●お土産:¥5,000
合計:¥19,698+α
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