医者が冷たい?自分が冷たい? | cardioのブログ

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大学院生でもあり、専門医を持つ医者でもある、そんな人って何をしているのだろう・・・そんなブログ。

医者をやっていると、患者さんの訴えに対して、

それを解釈して、どの疾患が疑われて、どう検査し治療に役立てるか考えます。


もちろん、そもそも検査すべきかどうかも考えます。

様子観察だけで治る症状なんていくらでもあります。


ただ、家族が体の不調を訴えて相談された時、

患者さんと同じように対応すると、態度が冷たいと思われるようです。


「おなかが痛くて」・・・様子見たらいいんじゃない?

「まだ痛いんだけど」・・・でも横ばいでひどくならないし、熱も出ないから急性感染症ではないかなあ。

とか、

「急に吐いちゃって気持ち悪い」・・・胃腸風邪かなあ

「頭も痛くて」・・・そりゃ風邪の症状でいいんじゃない?

とか、

「肩が痛くて上がらない」・・・五十肩じゃない?

「ほんと痛いんだけど」・・・痛み止めとシップくらいかなあ。もちろん安静が第一だけどねえ。

とか。


きっと、心配している感があまりないんでしょうね。

しかも、様子見すること多いし。

けど、話を冷静に聞く限り、CTとかMRIとか必要じゃなさそうだし。。。

薬くらいは、自分の勤めている病院で出してもらったりしますけどね。

さらに、肩がずっと痛いとか、内科医の僕にずっと言われても・・とも思います。


なんだかなあって感じです。