全く体育会系じゃないよね
と会社でよく言われる。
先輩が言う事は絶対、という考えの先輩はただ歳とっているだけの人間だ。
わたしには憧れの先輩がいる。
違う会社の人だ。
業種もちょっと違う。
一緒に働いた事はない。
でもその方のされたお仕事はずーっと見てきた。
その方のお仕事の大ファンだ。
その方は女性。
プライベートでお食事を初めてした時は心臓が口から飛び出そうなぐらい緊張した。
こんなに緊張するぐらいならファンです、と言い逃げして遠くから柱の影に隠れて見ていたいぐらいだ。
でも人生は
たぶん
一度きりだ。
でも本当は何回か生まれ変わっているのかもしれない。
けれどせっかく会えたのに
ナマで触れなくて本当にいいの?
と自問自答して自分にビンタをする勢いでお食事に行った。
今では彼女に
やっぱりとても緊張する。笑
それでもわたしは彼女から誘われたら尻尾をぶんぶん振って走って会いにいく。
彼女がくよくよしていたらわたしの持っている引き出しを片っ端から開けて全力で励ます。
「それ、素敵な言葉だね」
今日彼女を励ましたくて言った事についてそう言われたから思わず笑った。
だってその言葉を教えてくれたのはあなた、ですー
「…あら、わたしなの。んじゃしばらく返して笑。そして他にあったらいったん返しなさいよ私今元気、ないんだから。」
「え〜、絶対返してくれるならいいですよー」
「あ、でもそもそもその言葉教えてくれたのAさんじゃなかったかしら?」
Aさんとは2人の共通の大先輩。
神に近い存在の方。
「私達超サスティナブルー笑」
「時代中の時代に乗ってますねー」
手を振って彼女はご機嫌になって帰っていった。
その背中が見えなくなるまで子犬のように動かないわたし。
のん、いつもありがとうね
ってさっきLINEが届いた。
もうねー
ほんとにこういう瞬間。
ボーナス以上のモチベーションUP!
好きなら人の役に立てちゃう自分。
そんな自分が欲するんだからやっぱりあれを自分に買ってあげる事にした。
マスク入れる箱。
無印良品の。
いいよね?
天下の可愛い可愛い後輩なはずだもんわたし。
だーいすき❤︎