けっこう真面目な話なんだけれど
真面目に聞こえないかもしれない話でもあるんだけれど
わたし、たぶんポジティブなの。
いや、本当は超ネガティヴなんだけれど
超ネガティヴだから
というか、そんな事起こるー?みたいな最悪な事を想定して保険かけまくって
やっとポジティブになれるの。
迂闊にポジティブになれないだけ。
結局、超考えた末段取り通りひたひたと準備していたのにある日突然何かお告げみたいなものが降りてきたかの如く閃きでものすごい大事な決断を即決してしまうだけれどね。
もう、どうにでもなれ!みたいな投げやりでは全然なくて
曲げられん!
みたいな謎に強気なやつがわたしを乗っ取るだけなんだけど。
世間でいう多重人格ってやつです。
なんてね。
ま、そんな私ごとなんかどうでもいいとは思いますが自分がこんなんだから他人がネガティヴに転落した時にどうポジティブに這い上がれるかわかるの。
そこが特技。
話が全く繋がっていませんがネガティヴからのポジティブの移動はグラデーションではない。
それとどこの位置のネガティヴにいるかを見極める事がとても大事。
自尊心をこっそり隠した場所にたいてい近い場所にある。
んでー
ロッククライミングで次どこに右手かけて左脚を踏み込んでー、みたいな這い上がり方?
あれ、めちゃくちゃ特技なの。
だから今その人がどこの奈落に落ちたか目視するのは非常に大切なため聞き取りが尋問に近くなる。
それに答えているうちに途中でとうとう彼女は泣いてしまった。
同時にわたしも泣いてしまった。
だってあまりにもつらい場所に落ちていたのが見えたのだもの。
そこから私に助けを求めた理由がよくわかる。
自尊心が剥き出しになって掘り起こされた隣にいるんだもの。
その自尊心をまずは厚手の清潔な毛布で包まないといけなかった。
そこから先の話はもはやどうでもいいのかもしれない。
安全な位置に自尊心を隠してあげられれば彼女は自分の力で答えを出せる気がした。
特技でもなんでもなかった。
わたしの特技は聞くだけ。
それも悪くない。