板垣巴留先生の「BEASTARS」

 

を読んで

 

 

今日、私はこの漫画の17巻~22巻を一気に見た。

今は感情が、感動がすこぶる高い。

今これを書いているのは午後23時30分。読み終わったのは18時。

ずっとそれ以降も、ひたすらレゴシやルイ先輩、ハルちゃん・・・みんなのことを考えてしまっている。

物語や感動したものに触れると余韻がひたすら長くて深いはいつものことだが、

本当に今回も心がほんわかするような、衝撃を食らったような不思議な感覚。

ずっとこの余韻に浸っていたい。

 

今のこの感情を忘れないうちに留めておきたいとおもって、ひとまず今これを書いている。

まとめようとか見やすくしようとかはひとまず置いておく。

 

まず初めに。

本当に板垣先生はすごい。

まーーーーーーじで。

「肉食」と「草食」という動物の違い、それをまさに存分に使って発揮したヒューマンストーリー。

人間じゃなく、彼らだからこそ、今の現実私たちの人間社会に響くこととか、感じることとかもある。

 

立場の違うもの同士での人間関係の構築の難しさ。

それゆえの葛藤。嫌悪。愛情。嫉妬。尊敬。誇り。正義。

それぞれが、それぞれの想いを抱いていて。

けど、根本的なところではきっと同じような感情も持っていて。

善と悪とかそんな単純なものじゃない。

 

友情。恋愛。家族愛。師弟愛。

私たちが生きる上で大事なこと、人間関係で起こりうる衝突や喜び。

全部全部彼らが体現してくれている。乗り越えて、教えてくれている。

 

 

レゴシ。

本当にレゴシはすごい。

自分の正義感を信じて、どこまでもまっすぐで。

世間からみたらひねくれものかもしれないし、とんだ悪ガキかもしれないけど、

そこも含めて全部まっすぐで、若くて。

物語はじめのころのまわりばかりみて、世間体や他の動物ばかり気にして自分を抑えていたレゴシとはちがう。

根本の平和的な考え方とか、性格とか、草食への想いとかは変わらないけど、

その想いがより強くなったからこそ、身体もどんどん強くなっていって。

何度も葛藤しながら、世間のむじゅんや自分に疑問を抱いて。貫いて。

私はレゴシみたいに自分の正義のためにまっすぐに生きられるだろうか。

生きてみたい。

そんな風に思わせてくれた。

こういう人が、周りから愛されるんだきっと。人間社会でも。

主人公がレゴシでよかった。

ハルちゃんと毎日献花しながら、怒られながら、時にまた自分と葛藤しながら

素敵な毎日を歩んでるんだろうなあ。

お母さんも応援してるねきっと。

 

 

ルイ先輩。

本当に、第2の主人公だと思う。

暗い過去を乗り越えた彼は本当に強い。

私なら絶対ひねくれものに育ってしまう。

いや、ルイ先輩もこころではずっとひねくれてた。

けど、レゴシと出会って変わったんだなあ。

自分の足をささげられるってすごいことだよ。

レゴシとルイ先輩の関係も本当に素敵。

お互い自分にないものを持っているからこそ、競って突き放して、でも惹かれて。

この2人の友情は物語全部をしっかり読まないと伝わらない。

 

たくさん悲しいことを経験しているルイ先輩だからこそ、

たくさんの仲間に恵まれたんだなあ。

特に私は、シシ組でのルイ先輩が大好きでした。

ルイ先輩大好きな彼ら。

はやくあのマタタビ大好きな彼らと働いているところがみたいです。

 

あと、ルイ先輩を語るうえでなくせないイブキとお父さんの存在。

 

お父さんは本当にルイのもとになった人で。

きっとルイも直接ではないが注がれる愛情に気づいていたからこそ、

あんなに素敵な青年に成長していて。

親子っていいなああああああああって思いました。

 

イブキは本当にもう一人の父だよなあ。

ルイを形作った人。

彼らの絆は「優しい彗星/YOASOBI」を聞いたらほぼ分かる。

もう、涙しかない。

愛ってこういうこと言うんだろうなってイブキには教わりました。

大好きです。イブキ。

 

あと、私が大好きなのはゴーシャとヤフヤ。

BEASTARSになるはずだったふたり。

それぞれの道にいるけど、やっぱり大切な存在。

ゴーシャのような人生も正解で、ヤフヤも正解。

現代社会のようだ。それぞれの道は自由。

けど、やっぱり心の中の想いや絆は変わんないね。

 

レゴシ大好きなゴーシャとトキの愛もいいんだよなあ。

トキの終わり方は残酷だったけど、

それでも存在は変わらずずっと生き続けていて、

レゴシとハルちゃんの大切なお手本だね。

 

 

あとは、、、

もうとりあえず書ききれないから

最後に心に残ったシーンを書き留める。

 

最終巻の

レゴシが愛肉の縄張り競争に参加するときに書こうとした名前が

「BEASTARS」だったってこと。

もう涙腺がね、止まらんかったよ。

その時のルイ先輩はきっととっても嬉しかったんだろうなあ。

時代を超えて、BEASTARSがちゃんと誕生した。

一夜限りかもしれないけど、

きっとこのふたりはこれからも大切な相棒だ。

友情なんて言葉じゃ表せないこの2人の関係本当にすき。

 

あとは、最後のシーン。

ハルちゃんの「私たち付き合ってるのー!」のコマ。本当に最後。

ずっと堂々と言えなかった関係のふたりがようやく、、、ようやく、、、(´;ω;`)

周りを気にせず言えるようになったのも、

レゴシが自分を信じて裏市と向き合ったから。

ハルちゃんがレゴシを信じて、現実と自分に向き合ったから。

世界が変わったから。

 

本当に好きだなあ~この2人の関係も。

恋愛なんだけど、そんな簡単じゃない間柄だからこそ、

とっても固い強い決意が込められたふたり。

大好きだああああああああああああ。

これからのふたりの毎日を見て見たいなあ。

 

他にも、、、

メロンとの最後の戦い。

メロンは本当に残酷なある意味時代の犠牲者で。

本当に悪になってしまった人なのかな。

でもどこかで他の皆と同じ心がまだあるって信じたい気持ちもある。

きっとどこかでまた悪さするんだろうな。

小さいころのメロンに会って、助けてあげたいなあ。

 

 

あとは、、、

ゴウヒンさんとか、

ジャックとか、

サグワンさんとレゴシのこととか、

ルイとジュノのこととか、

同じ部屋のワンちゃんズとか、

リズとピナくんとか、

キビとカイとか、

キューとサンとか、

ビルとか。。。

 

大好きな彼らが、彼らの世界で葛藤しながら、それでも懸命に自分の生と向き合って

自分らしく相手を想いながら、まっすぐに生きていてくれたらいいよ。

きっとこういうことが現実社会で大切なんだろうなあ。

ありがとう。みんな。

 

もうううう今日はとりあえず、この興奮を何かに残したかっただけなので!!!!!!!

ゆっくり余韻に浸ります。

BEASTARS最高。