面影橋の夜桜

面影橋の夜桜

君と見た面影橋の夜桜。
共に生きれない日が来たって、どうせ愛してしまうと思うんだ。

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今日、街を歩いていて、ふとリリーの匂いがした。

俺の壮大なカン違いかもしれないし、たまたまおなじ化粧水やシャンプーを使っていた人が通り過ぎただけだったのかもしれない。

その瞬間、心臓が早く鳴り出したよ。

俺ね、あんまり驚かないし、動揺しないし、いつも落ちついているというか、図太いだけというか、これまで生きてきて、取り乱したことはほとんどないんだ。

でもね、あの瞬間、ちょっと取り乱した。

懐かしさと、切なさと、悲しみと、後ろめたさと、心配と、不安と、ほんのちょっとの嬉しさと。

いろんなものが綯い交ぜになって、俺の心を一瞬にしてかき乱した。


俺ね、リリーの匂い、大好きだった。

洗濯物の匂いなのかな、胸にうずくまったり、ひざまくらしてもらったりした時に漂ってくる、あの匂い。

化粧はほとんどしないリリーだから、化粧水の匂いだったのかな、頬ずりしたり、抱き合ったりした時に漂ってくる匂い。

強く抱きしめあって、愛しあっているときの、匂い。

ぜんぶぜんぶ、こころから大好きだった。