おもこは重(おも)子
私がまだ幼稚園くらいの頃
当時住んでいた借家の隣のおじちゃんが私を呼ぶ愛称。
ムチムチした手足に、ぷっくりでたお腹の私をみて
おじちゃんはいつも「おもこ」と呼ぶ。
おもこって重(おも)子なのね。
幼心に内心呼ばれるたびに傷ついた。
お酒好きのおじちゃんは酔うといつも我が家に来ては
「おう~。おもこ元気か?」
と、私をかわいがってくれたのをいまでも覚えている。
それから、数年後に
おじちゃんは、お酒の飲みすぎで早くに逝ってしまった。
その後、私は「おもこ」と呼ばれることはなくなったが、
いまも変わらず「重子」のままだ。
きっと、今の私をおじちゃんが見たらまちがいなくあのころのように呼ぶだろう。
「おう~。おもこ あいかわらずだな。」