私の『早くしなきゃ。』
仕事中、特に発動する。



子供の頃、
大好きな不二家のハンバーグステーキを
ふつーに食べていたら、



サッサと食べろや!!



待ってられない父に怒鳴られる。
小さくなって黙ってそばにいる母。
こういうのが家でも外でもわりと日常的だった。



父親の概念バズーカ!!
ごはん食べてるだけなのに遅いからって怒鳴られる。
怒鳴られた私は、
怯え泣きながら食べ続けるしかない。
大好きな不二家のハンバーグステーキなのに。
父親、まさか自分が娘を怖がらせてるなんて思ってもなかったよ。
だから日常的なんだろうね。
言うこと聞くしかないよね。怖いもん。
言うこと聞いてたら世話してもらえるから。
私は必死でしがみついた。




父親の概念で生きてきたのは頭ではわかってたんだけど。
やっぱ頭で理解しただけじゃダメだ。
のらりくらりとかわすだけだった。

 



自分を生きるって
自分の経験で生きていくんだって。
あなた、いっぱい経験してきたでしょ?
これからはそれを使っていくのよってことらしい。
誰かの言う通りに行動するんじゃなくて、
自分で行動する。




今まで大好きだった人のことを、
あなたは『なんかもう、いいかな。』って
区切りをつけてたりしませんか?




そう問われたらどうですか?
私はそうなんですよ。自分でもビックリしてる!!
反応するものにだけ飛びついてる。



被害者意識から抜け出すために、
他人の目を気にしながらビビりながら
自分の思う通りに行動してみた。
うわー。こんなことしたらどう思われるんだろ??
ドキドキしながらいっぱいやった。
みんなが同じでなければならない職場の意識。
いやいや、同じじゃないだろ。と私は動く。



行動すると変わった。
上司にリクエストした通りになった。
以前に比べて、
安心、安全の環境を作る事ができた。





もうほんとうに。
被害者意識をもっていると
他人が全て加害者になる。
いつだって被害者意識を元に展開していくから
何をやっても自分は被害者。


『どうせ言ったって変わらない。』
『私は悪くないもん。』


基本意識がこんな感じ。

そう思いながら要求しても
変わらなかったし、
そもそも要求する内容も今思えばおかしい。
言わない時は愚痴、文句になった。



被害者意識が無いと空白の意識だから
自分の思い、アイデアがとても明確で
相手にも私が伝えやすい。
それをすごく感じた。
結果にもあまりこだわらなくなっていて、
仮に通らなくても
本当の自分の思いを伝えているから、


『この人は私を適当にあしらったりなんかしない』


って、人を信頼する事ができるようになった。
これがデカい!!
私も大人になれた気がする(笑




自分に夢中な人いるかな?って
たまたま見かけたInstagramで、
インド製リボンで作られた作品に
私は釘付けになった。
止まらない!止まらない!!
没頭した。
これは私にも作れそうだな!
楽しかった。




そうだ!
小さい頃の私は、
暇さえあれば母からハギレをもらって
チクチク手縫いで小さな袋を縫っていた。
一目一目、丁寧に丁寧に針を布に刺す。
縫い目が気に入らなかったら
糸をほどいて何度も縫い直す。
真っ直ぐに縫えた時の気持ちよさ。
たまらなかった。
早さなんて求めてなかった。
気が済むまで、じっくりやる。


書道の時間に作ったハンコを入れる袋を作ろう!
赤いギンガムチェック柄で、
結べるヒモも自分で作って。
リボン結びできるように縫い付けた。
自己満の世界。


小学校6年生の卒業式の日、
担任の先生にペンケースを縫ってプレゼントした。
先生はそれを目の前に置きながら
私に喜びのお手紙を書いてくれた。


なんだ、
私はいつも怒られてばかりじゃなかった。
大好きな先生に喜んで貰えてた。
忘れてたよ。




自分の経験が私だけの宝物になってきた。
今、自分が面白くて仕方がない。