ひょんなことから、お巡りさんの”研修?”に協力することに...。
通勤途中のことです。
電車の駅を降り、バスに乗り換えるのですが、
バスの座席に座って、直ぐに忘れ物に気付きました。カバンの他に持っていたコットンのトートバックです。中には大したモノは入っていませんが、放っておく訳にもいかず、やむなく次のバス停で降りて戻ることにしました。
なんてことでしょう(^^;
しかし、それだけでは終わらなかったのです。
一つ先のバス停から徒歩で駅前に戻ってみると、バス停のベンチに置き忘れたはずのトートバックが見当たりません。この間たった5分ほどの出来事です。
途方に暮れてキョロキョロ見回すと、視線の先に駅前交番がありました。ひょっとして親切な人が交番に届けてくれたかも、と一縷の望みを託して交番へ。
交番の入り口を入ると、5人ぐらいのお巡りさんが一斉に私を見て「どうしましたか?」と。
いつもはこんなに大勢いないのになぁ。
5人のうち3人は若いお巡りさんで、どうやら交番の研修中の様でした。
私はお巡りさんの人数に圧倒され、しどろもどろに忘れモノをした旨を告げました。
「忘れ物の特徴を言ってください」と若いお巡りさんに尋ねられたので、今までの経緯と忘れ物の特徴を説明しました。
そのお巡りさんのセリフはちょっとぎこちなく、あぁ、これマニュアル通りなんだなぁと直感しました。
おそらく、その直前に”親切な人”が私の忘れ物を交番に届け出てくれたのでしょう、パソコンの前で先輩のお巡りさんに指導されながら、”私の忘れもの”の入力作業をしているようでした。
この時、全員のお巡りさんが、恐らくこの直前に届けられた“遺失物”の主が私であることを確信したと思います。
しかし、「落とし物の主」が私であることが明白だったにも関わらず、実際にモノが返って来るのは簡単ではありませんでした。
年長のお巡りさんがすまなそうに、「キチンと届出を受けて受理しちゃったので、お返しするのも手続きがいるんですよ」と。
ここから、聴取、遺失物届の提出・受理、遺失物の特徴確認と照合を経て、今度は返還の手続きです。遺失物が私のモノであることを、客観的な確認を経て返還されます。最後に受領書を書いて手続き終了です。この間、約20分余り。
どうやら、お巡りさん達にとって、遺失物の受理から、落とし主への返却まで、全体を30分ほどの間に完結する”実践的な研修”になったようですね。
私の方はどっと疲れました。
とにかく、善良な市民としてお巡りさんの研修に協力出来たということで、良しとしましょう(笑)


