そもそも、野球をやるには広い土地が必要です。

だって、人数は多いし
声を出すからうるさい
ボールはどこに飛んでいくかわからないし
ぶつかれば危ない

近隣住民の皆様から苦情が出るのも致し方ない…

のびのびの野球をやるなら、近所迷惑にならない広い土地が必要です。
こんなに人が密集してる都内で野球なんて…

土台無理な話です。

だから、区が運営しているグラウンドは取り合いになる(抽選ですが。原則は抽選ですが。表向きは抽選公平ですが。)←ここ、いろいろ含みがあります。

しかも、グラウンドでやりたいスポーツはもちろん野球だけじゃありません。
サッカーだって広い土地が必要です。

そういうわけで

都内で野球なんて
贅沢なんじゃねぇの?

と、思うことしばしば。

自転車で大量の部員たちが移動すれば、気をつけていてもやはりすれ違う人たちから苦言をいただくこともあります。

じゃあ、車で移動すればいいのか?
それはそれで問題があります。
いつも車を出してくれる家庭。
車のない家庭。そこに生まれる不公平感や肩身の狭さ。
ガソリン代、事故が起きたときの心情的な問題。

身軽に移動できない理由。
野球は道具が多い!!
バット、グローブ、ボールが有ればいいんじゃないの?
私もそう思ってました。あと、ヘルメットも必要だった。

が。

まず、練習には大量のボールが必要。
100個くらい必要です。
それがまず重い。

ピッチャープレートやホームベースは基本持参します。キャッチャー用のプロテクターもかさばります。キャッチャーの子に持たせればいいとか、そういう次元ではない大きさです。
ボールをわけるカゴが必要だったり、メジャーも必要。万が一のときの救急セットも結構な量です。
今は、感染症予防グッズも加わります。
熱中症が心配なので夏場はやはり氷やらお茶やらも加わります。

それらの道具を持って
自転車で民族大移動です

もうね、とにかくいろいろ無理がある(笑)

野球は気軽には始められないスポーツ。なことは事実です。
そりゃ、減るわ。野球人口。

うちのチームは原則自転車移動。
だから車のないご家庭が肩身の狭い思いをすることはありません。
が。

*自分用の自転車がある
*自転車に乗れる

これは必須。
加えて…やはりユニフォーム一式、練習着一式、バット、グローブ、道具を入れるリュック、水筒、トレーニングシューズ(スパイクでなくてもよい)、部費

万単位でお金はかかります。
任意で、クラブTシャツ購入があったり
合宿に行くとなれば、やはり3万円前後の支出。

もちろん、どんなスポーツもお金はかかると思います。もっとかかるスポーツはたくさんあるでしょう。
ただ、野球もまた「気軽に始める」にはハードルが高いスポーツです。

加えて

親が大変(特に母親)というイメージが強い
私もそう思っていたので最後まで反対しましたし。

そして、それは嘘じゃないし(笑)

ただ…
これは本当にその時どんな人たちがいるかで全く変わると思うのですが

ラッキーなことに私は大変だけど
楽しんでる
ということも事実です。

もちろん、物申したいことは山ほどあり
おかしいわ、変だよ、と言いたいことも山ほどあります

このブログでもぼやいています。

が、こぢろが野球を始めて一年半。
運営役員も一年経験して感じたこと、よかったこと、悪かったこと、今なら少し冷静に整理できそうな気もします。

一年半前には『野球無理』と拒否反応が出ていた私が、こんな風に思えるようになった。

自分の心境の変化にも驚いています。😊

野球人口が増えようが減ろうが私には全く関係ないですが(笑)


息子さん娘さんが野球やりたい!と言い始めて困ってるお母さんたちもいると思うので、その辺りの一個人の気持ちの変化、一個人が考える野球の良さ、悪さ、など書いていこうかなぁと思います。

何より自分の気持ちの記録のために。