今から約1年まえのこと
最初から読む場合は コチラ
切迫早産で40日間入院
退院後、今日くるか?今くるか?と陣痛や破水におびえていたが一切生まれる気配なし。
そして9月18日、ついに再度入院をした。
出産のため。
つい1週間前まで入院していた病棟。もはや第二の我が家と言わんばかりのリラックスぶり。
看護師さんたちにも「ただいまー♪」なんて言っちゃって。とはいえ、出産するのは産科病棟ではなく1階下の分娩室。そこにはそこで分娩室専門の看護師さん、助産師さんが勢ぞろい。
産科病棟と違い、分娩室は24時間付き添いの人が出入り可能。
まぁ、よく考えたらお産は時間を選ばずやってくるもんね。24時間営業状態か。
さて、ここから先なんですけど・・・お産未経験の方や男性の方は少々「うっ!」と思う内容や表現が含まれるかもしれません。ので、ご注意ください。
(痛い話は苦手という方は読まない自由を選択されることをお薦めします)
当初の予定では出産までの予定は以下のとおり
(なお、私は計画分娩かつ無痛分娩)
■18日
1500 再入院手続き
1600には分娩予備室へ入る(個室)着替えをしてベットに寝て処置に入る→点滴針確保、無痛分娩希望のため背中に麻酔注入用のチュ-ブを入れる
※背中に局所麻酔を打ってからチュ-ブ挿入(痛そうに聞こえるがあっという間で終わるしたいした痛みはない)
1800 子宮口を開くためにラミナリアという海藻を挿入
※麻酔がきいてる中での処置なので全く痛みはなし
前日処置はこれで終了
あとは夕食をとり、眠剤を2200に飲んで寝る
■19日
500 陣痛促進のための飲み薬開始>じわじわと陣痛発生
600、700にも各1錠ずつ
800 ラミナリアを抜去、陣痛促進剤の点滴開始
で、19日のうちに出産
そう、あくまで予定。
予定は未定。
確かに事前の説明の際「稀になかなか本陣痛がこなくて予定より1日遅れて出産になる人もいる」とは聞いていた。でも「稀に」だ。まさかその「稀に」が
自分に該当しようとは!
18日はすべて予定通りに進んだのだ。そして22:00には睡眠剤を飲みウトウトする。
それでも緊張感のせいかよく眠れない。胎動もまだまだ激しかった。
19日、促進剤のおかげでそれなりに陣痛はきているものの子宮口がなかなか開かない!!!!
(破水は、朝のうちに先生が人工的に起こした・・・と記憶してる)
なかなか開かない子宮口に半端な陣痛でうんうんとうなっている私のところにやってきたのは・・・
私の担当医ではなかったけど、帝王切開で有名なこの病院の名物?女医。
なんとその人がたまたまこの日の当番だったらしくやってきた。
そして内診すると
「いやー、まだ全然開いてないね。こりゃ。時間かかるよ。」
「・・・今日・・・生まれますか」
「・・・・無理じゃないかな・・・・この開き具合じゃねぇ・・・」
えええー?
「とりあえず子宮口マッサージしとく?」
子宮口マッサージ?と、思った次の瞬間
いってぇーーー
先生自ら指を突っ込んで入り口をグリグリグリっとするのが子宮口マッサージ。
痛いです。ほんと。
だって、それまでかなりの体力を消耗していてへとへとだった私だけど一瞬にして飛び起きるってくらいの痛さ。
「痛かった。ごめんごめん。でもこれで今1cmくらい開いたから」
そういって去っていく先生・・・ああそうですか・・・1cmくらい開きましたか・・・これでお産は進むのでしょうか・・・ベットの上でぐったりとする私。分娩予備室には実母。ダンナは仕事で不在。
1時間後、またも先生がやってきて内診。
「うーん・・・まだだねぇ・・・もう一回マッサージやっとく?」
「ひいぃぃぃ・・・」(暗に拒絶)
「はい、頑張ってぇ」(容赦ない)
いってぇーーー
本当にね、痛かった。今思い出してもあれば辛かった。無痛分娩を選択したのになぜこんなに苦しんでいるのか私と自問自答するくらいにきつかった。
今思えばいわゆる「陣痛微弱」ってやつだったのかな。なかなか本陣痛が起らなくて赤ちゃんも降りてこなかったんだよね。
そして、結局19日は出産を断念。促進剤の点滴も抜き、20日に持ち越すこととなった。
おそらく、こぢろは19日には生まれてきたくなかったのだろう。
そう、赤ちゃんは・・・
自分で生まれてきたい時に生まれてくる・・・。
こんなところで身をもって体感するワタシ。
後篇に続く・・・。