今から約1年前の話


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9月に入ってからの診察で、大まかな今後のスケジュールが決まった。


もちろん




急に産気づかなければ




の、話だけれど。


お腹の赤ちゃんは2400gまで育っているらしく、当初の出産予定日10月4日までお腹に入れておくと育ちすぎる危険性があるらしい。(私自身、そんなに大きい体型ではない)



35週の段階ですでにマグセントは終わり、ウテメリンも徐々に落としていき外す。人によってはそのタイミングで陣痛がきちゃってお産になることもあるけど、そうでなければ一旦自宅に戻りドキドキ その後再度入院して計画分娩することになった。



その日にちは・・・9月19日。つまりそれより前に陣痛がきちゃったり破水したらそれより前が誕生日だけど9月19日、それがこぢろの誕生日になるわけだ!


9月18日に再度入院して、19日に出産。分娩室にも担当医が目の前で予約を入れてくれた。



もはや逃げられない。
泣いても笑っても9月19日には生まれてくる…私の妊娠出産プロジェクトもいよいよ大詰め!

生まれたと同時に今度は長期に渡る「育児プロジェクト」が始まるのだけど…それはさておき、まず一つの区切りであることは間違いない。

重く大きなお腹。
着替え一つ自分では出来ない入院生活。
そんな毎日にも終わりが見えてきた。

「ぢろりさん、出産予定日決まったんですね~」

部屋にきた看護師さんが言う。

「そうなの~ やっと先が見えてきた感じ~」

「生まれたら生まれたでまた別の大変さが待ってますね~。結構切迫早産で入院してた方で『入院生活が懐かしい』っておっしゃる方いますよ」

この入院生活が!?
まじで?
その時の私には驚きだった。この不自由な軟禁生活を懐かしむ?!

私はないな~
だって赤ちゃんの世話は確かに大変かもしれないけど、自分の身体の自由はきくんだもん。
身体さえ自由に動けば!!

そう思ってたのだ。

その時はね…