今から約1年前のこと・・・




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今朝家を出てきたときは思いもよらなかった展開。


なんの気なしに家を出て、そのまま帰れなくなるなんて!!




家を出るとき「今日は帰れないかもしれない」なんて思うだろうか?


みんな「当たり前のように家に戻る」そう思って出てくるのではないか?


私だってそうだった。


昨日までお腹は重くて不自由だったけど、慣れた部屋、慣れた場所で、好きな時にシャワーを浴び、自由に本を読み、テレビを見て、飲み物を飲んでお菓子をつまんでいた。


そんな私が今・・・




わったしはーないてーまーす ベットのうーえでー




(古っ。同世代でもわからないと思ふ)




とりあえず、大部屋が空いていないため、超豪華な個室に入る。


シャワー&トイレ完備。テレビも机もある。


そして・・・無駄に広い・・・


個室だと携帯電話の利用も全く注意されない。とても気楽である。


しかし、こんなところにずっといたら「差額ベッド代」が毎日加算されていく・・・チャリーン¥




空きが出次第、大部屋に移動したい旨を伝えてとりあえずつかのまのゴージャス気分を味わうことに。




この病院の食事は「ベジタリアン志向」


肉・魚は一切出ない。(卵はアリ)


それでも、私には結構おいしく感じられ、しかも妊娠してから体重は増加の一途をたどり(入院時点で体重は+14kg)食事指導が入っていた私にとっては




まさに、渡りに船




ここで入院している限り、これ以上体重は増えないだろうという変な安心感。




しかし、お腹の張りは一向におさまらない。夜中も一度ナースコールをして点滴の濃度をあげてもらった。こんなペースであげてもらっていたらあっという間にMAXまで行ってしまうのではないだろうか・・・。




入院中は病院から支給されるメルヘンチックな前空きネグリジェを着用する。


点滴でつながれているため着替えは一人ではできない。


トイレにいくにも点滴台をごろごろ押して移動。


原則、ベットから動くことはできない。病院内の売店さえも行けない。


当然シャワーはNG。




・・・普段「一人でできて当たり前のこと」が、介助なしではできないもどかしさ。


着替えなんていつ、どうしようと誰にも迷惑をかけることがなかったのに、今は「着替えたい」と思ったらナースコールを鳴らさなければ着替えられないのだ!




ストレス!!




切迫早産の入院中の一日とはこんな感じだ




起床 6:30 体温と体重を計測




朝食 7:00




回診 8:00-8:30




NST 9:00-10:00 *赤ちゃんの心音とお腹の張りを計測する(お腹にモニターをつけて30分程度)




昼食 0:00




面会開始 15:00




夕食 18:30




面会終了 20:00




検温&心音チェック




消灯 22:00




*産婦人科だったからか、消灯は遅かった。




はっきり言って恐ろしいほど




何もやることがない!!




髪の毛は週に2回洗ってもらえる。そして毎週金曜日は「ベットバス」といってベットに寝たまま身体をきれいに拭いてもらえる。その日が本当に楽しみだった。




入院した翌日、4人部屋が空き移動することになった。そこは、産後の妊婦さんと切迫早産で入院している妊婦さんの混合チーム。どうやら、病棟のルールとしては「切迫早産の妊婦さんは8人部屋」らしかったが、8人部屋があかないため、とりあえず4人部屋にうつされたらしい。




・・・8人部屋・・・・




4人部屋に移った段階で私の心には「個室に戻りたい」という気持ちが充満していた。


しかし、いつになるかわからない退院。正期産となる37週まで1カ月以上・・・


差額ベッド代は一体いくらになるやら。。。


私は頭の中で電卓をたたきながら「大部屋やむなし」とあきらめるのだった。




しかし、その晩思いもよらぬビックウェーブが私を襲い・・・あっさり大部屋生活リタイア