１９９９年。
ノストラダムスの大予言が
ハズレた年。
俺は２３歳だった。
高校時代に知り合った
現在の妻と別れ大学も辞めた。
ちょっと１９９９年より前だけど。
大学の時の彼女にも
銀行に就職する際に別れた。
そして違う女と同棲する。
中学時代の同級生だった。
大学を辞めて
パチスロにのめり込んだ俺は
人間では無かったのだろう。
それで良いと思っていた。
将来なんて考えて無かった。
最悪死ねば良いと思っていた。
同級生の彼女。
悪い事をした。
虚ろな目をして
パチスロに狂う俺と
共に生活していたから。
いつも泣いていた。
ある日家に帰ったら
荷物をまとめて出て行っていた。
一人になった。
もう誰とも一緒に生活しないぞ。
やっと自由になったんだ。
またパチ屋に行く。
夜１１時に換金。
ボロボロの軽の
車中で聴いたSNAILRAMP。
思い出すんだ。
当時の闇を。
この時のバンドは
良いバンドが多いけど
俺はいつも泣いていた
当時の彼女を思い出す。
１９年が経って。
その人が同じ空の下で
笑って過ごせていれば
良いと思う。
すいません。
胸が詰まる。
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