こんにちはとおくです

本日はそう、4月13日金曜日

何の日かというと…我がブログ小説『ひずみのラピス』の主人公の物語のきっかけとなる日です

運命の日です

終わりの日、そして始まりの日です

まず最初に、作品を知らない方も多いと思うのでご紹介を

主人公は自分と醜い世界の破滅を望んでおり、ある日突然空から降ってきた何かに当たり死んでしまう

だがしかし、死んでいるにも不思議な力と死ぬことのできない体を持つ“ラピス”となり生還し、その力にひかれ襲いかかってくる化け物と戦うようになる

12集めると願いが叶うという“ラピス”

さらなる力や欲、どうしてでも叶えたい願いをそれぞれ持ち己の為誰かの為にラピス等は争う

次第に数も凶悪さも増してくる化け物や他のラピス等と毎日のように繰り返す激しい戦いの末、主人公は…

とまぁあらすじはそういった感じ

変身モノのアクション&精神系ストーリーです

宝石で変身する魔法少女をイメージしていたんですけどだいぶ違いましたね

ダークヒーローやアンチヒーローと呼ばれる類です

流血表現が多いので苦手な方はご注意を

気になった方はこちらのプロローグからどうぞ

【ひずみのラピス】

感想などをSNSでシェアして下さると嬉しいです

なんと今日はその4月13日、しかも金曜日

なんということでしょう

素晴らしいですね

ちなみに次の4月13日金曜日は2029年

11年後ですよ

その次は2035年

さらにそのまた次は2040年だそう

何年に一度しか来ない本日は主人公の運命の日なので、記念すべきキャラクター考察第2弾をしたいと思います

キャラクターがどういった経絡で出来たのかと、せっかくなのでしっかりした立ち絵も初公開

作品制作に関わって下さった人方も紹介します

ではどうぞ

ーキャラクターについて

こちらがおなじみ、『ひずみのラピス』の主人公・大否方滲（おおひがたにじみ）ちゃん

デザインコンセプトは『生まれながらの生きる不幸』『不細工ではないけど可愛くない地味っ子』です

・頭の良さだけが取り柄の無趣味な女子高生

・人間不信の為口調がキツめで、言葉足らずなことが多く憎まれ体質

・冷静なようでいて結構情緒不安定

・世界・家族嫌いの死にたがり典型タイプ

・人間以外の生物や動物は好き

これらから大体の性格が想像出来るのではないでしょうか

特徴的なのは女の子の“可愛くない”の象徴であるそばかすと、性格が悪そうに見える黒目がちな切れ長目です

ちなみに目に光はなし

幼少期から少食で食べない事もしょっちゅうなのでかなーりのガリガリ

死後は右目のみが治らず、戦闘を繰り返すうちに体の傷跡が少しずつ増えていく

血色がないのでゾンビのような肌

愛着もあるのだろうけど、地味な割には凄いお気に入りなデザインになりました

性格がそのままキャラクターに表せたと思ってますOK

では次に変身後の姿です

こちらが主人公の変身した時の姿、？のラピス（なぞのらぴす）です

別名として名無しのラピスとかも

こちら衣装デザインの一部（花の髪飾り・マント等）をゆたんぽ様にお手伝いして頂きました

（クリックで御本人様のTwitterページに飛びます）

羽織にとても悩まされていたのでとても助かりました

ゆたんぽ様ありがとうございました！

ラピスにはそれぞれに称号・肩書きとしてきちんとしたラピス名があるのですが、この子は異例の自分の名前がわからない…というもの

よっ、さすが主人公〜って感じですね

いったいこのラピスは何のラピスなんでしょう？

キャラクターデザイン面に関しましては

・凹凸の少ない細身

・動きやすい服装

・アシンメトリー

・モノクロにコンセプトカラーの青をコントラストにしたデザイン

・可愛い系ではなく綺麗系

こちらのデザインは完全に私の好みが詰められたものになってますがそこそこにちゃんと理由もあったりするんですよ

アシンメトリーなんかは、人が安定・安心する落ち着くデザインっていうものが左右対称になったものなんですよね

“異質なキャラクター”であることが大事だったので自然と違和感を与える左右非対称はぴったりだったわけです

また、似た部分を出すのであれば本来なら変身前の姿を元に変身後の姿をデザインする（？）のだと思うのですがラピスの場合は逆です

この子に限らず大体の子がラピスの姿を作ってから変身前のキャラクターを作っています

普段生活していてバレないように、少〜しずつ同じような要素を足していきます

ラピスになると元の姿より美化されるという設定

その子の理想が形として反映される…みたいな？まぁ感じ

とにかく普通ならば存在するはずの無い存在が具現化されるのです

力も専用武器もラピスそれぞれで特殊的な能力を持つラピスもいれば武器だけで戦うラピスもいる

ー作品が生まれたきっかけ

※以下ネタバレにもなってくるのでここは読まなくてもいいです

うんぴちくんとかオニとか、私の作品って元々主人公に何かしら非があるものばかりなんですが（たぶんそういう癖）もっと心に深い闇を持った皆消えてしまえ系の主人公が、その思いとは裏腹に世界を守らなければいけないというダークさの濃い作品が作りたかったんです

社会の嫌われ者が皆を守る、正体を知らない皆は勿論英雄だとヒーローだと勝手に祭り上げるがそのうち当たり前になって手のひらを返し石をぶつけ始める

物理的にも精神的にもダメージを受けてボロボロになっていく報われない主人公の物語をただただ作りたかったのです

ここ1、2年ほど前から制作するための作品コンセプトやストーリー、主要キャラなどについて考え始めていました

最初に出来たコンセプトは、

「絶望少女は、今日も、孤独に世界を守る」

です

厨二感がすごいですね

これがもとだったので本当はヒーローは1人だけだったんです

が、物語的に1人だけだと謎だらけだし成り立ちにくい難しい問題が出てきはじめたので結果的に知られざる“ラピスは世界中に何人もいることだろう”というものになりました

もちろん、それでも主人公が孤独に戦い続けることは変えずに、です

ところで私の中でどうしても書きたい、頭の中に印象深く存在する場面があるのです

それは、『楽しく猛烈に熱くなっているクラスマッチ中に化け物が現れて荒される。見下され、嘲笑われ、そんないじめ主犯のクラスメイトがひとり、化け物を前に取り残されてピンチの時。静かな体育館内でコツコツと靴の音だけを鳴らして壁を伝い歩いてくる主人公が黙って目の前で化け物を倒し、一言も喋らないまま冷たく目で「無力が」と見てその場を去る』というシーン

私はこの場面を書きたいがためにこの作品を書いてるといっても言い過ぎじゃないです

劣等感や恨み妬みの中で「ざまあみろよ」「雑魚が」「貴方は知らないでしょうけど」「なんで私が」といった負の感情を抱えてクラスメイトを守るんです

可哀想で愛おしい、なのに好きになれない

そんな主人公を作りたいんですよね

このシーンを楽しみに書いてます

みなさんもどうか楽しみにしておいて下さい

ー最後に

よくあるようなありきたりな作品かもしれないですが楽しんでいただけると嬉しいです

文書だってストーリーすらも素人の作った滅茶苦茶なものです

それでも一生懸命作ってます

批判的な意見でも構いません

ツールややり方も問いません

（ただし他人への迷惑になるような事だけはやめて下さい）

たくさんひずみのラピスの感想を述べて下さい

これからもどうぞひずみのラピスをよろしくお願いいたします

ひずみのラピス

【プロローグ】

【第1章】

【第2章】

おわり

キャラクターのあれこれ［大否方滲/？のラピス編］