俺は屑だ。
理由は色々あるが、「臆病」「卑怯」「自己中」「物臭」の四強だろう。
特に自己中と物臭に至っては我ながら酷いものがある。
そして最近、改めて屑だと強く認識させられることがあった。
彼女の友達を好きになってしまったようなのだ。
そいつは可愛く、性格も良く、男達からの人気も格別だ。俺の知る内ではダントツであろう。
以前はそうは思わなかった。何より自分の彼女が一番可愛いと思っていたからだ。
しかし半年程前から、その感覚が揺らいできてしまった。彼女への想いが薄れてきて、補正が小さくなってきているのかもしれない。
彼女は鋭い人間で俺の心境の変化に少なからず気付いているようだ。そのせいか、喧嘩したり、彼女が不機嫌になることも格段に増えた。
俺が何度非道いことをして彼女を怒らせても、最終的には許してくれ「君とじゃなきゃ幸せにはなれない」とまで言ってくれた。これほどまでに屑の俺を想ってくれる人は他に居ないだろう。
そんな彼女を裏切るようなこの行為。俺、死ねば良いのに。