日清食品グループ事実上の廃部・・・

ニューイヤー駅伝2019が終わった直後である1月10日に日本長距離陸上界の強豪チームである日清食品グループにおいて大幅縮小という悲しいニュースが入ってきました。

発表されたs記事によると『９月に行われる2020年東京五輪マラソン代表選考会（MGC）の出場権を持つ佐藤悠基（32歳・東海大学卒）と村沢明伸（27歳・東海大学卒）を除く12選手に退部を勧告。今春入社予定だった大学4年の2選手に対しては内定取り消しの連絡を行った』との事です。

東海大学のエース級の選手は日清食品グループへ

今まで東海大学のエース級の選手が日清食品グループに数多く進みました。

ぱっと思いつくだけでも

東海大学初の日清食品所属の選手は私と同期の1994年入学で副チーフを務めた関厚志選手（報徳学園）でした。

いろいろと事情がありまして關厚志選手が卒業を控えた1998年3月に内定していたダイエー陸上部が廃部になりました。

個人的に仲が良かったこともあり『今後どうなるのか？』と心配しましたが無事に卒業前に日清食品陸上部がダイエーの選手・スタッフを受け入れてくれました。

そして翌年1学年後輩の諏訪利成選手も日清食品に進みました。

その後学生界のエース格を多く招き入れニューイヤー駅伝2度優勝と一時代を築いた名門といえるでしょう。

東海大学の選手と山梨学院大学の選手が多かったことから応援していただけに今回の縮小は残念です。

東海大学初の日清食品所属選手である関厚志選手（報徳学園）

今後日清食品グループを追うように規模縮小、廃部になるチームは出てくると思います。

規模縮小、廃部の要因は大きく下記2点です。

特に日清食品グループのようなほぼプロランナーのチームはシビアですよね。

逆に一般社員と同じようにフルタイム働くチームは規模縮小、廃部になりずらいです。

以前と比べるとメディア・娯楽の多様化によりテレビの地上波放送を見る方も減り、年に数試合しかないことからも宣伝広告効果が薄くなっていることは容易に想像がつきます。

駅伝チームはもちろん他の社会人スポーツも今後規模縮小、廃部は増えると思います。