母はずっと洋裁のおしごとをしていました。
くわえて編み物もプロ並みの腕前なので
こどもの頃のわたしが着る服は
夏物も冬物もほとんどが母の手作りでした。
ともだちが「お母さんの手作りってすごい!」とか
「うさこちゃんだけのお洋服だね!」と褒めてくれても
ただのなぐさめにしか聞こえませんでした。
だってその子たちはデパートで売っているブランドものや
流行の服を身にまとっていて
それがとてもうらやましかったのです。
そんなわけで、物心ついてからは
売り物のお洋服に執着して
母の手作りを拒否するように
なってしまいました。
・・・なのですが・・・
このところ、姪っ子たちが洋裁本を指差しながら
「ばぁば、これ作って、これも作って」
とリクエストしてるのを見て、急にわたしも
作って欲しくなったのです。
好きなデザインを自分にあわせて作ってもらえるのと
節約にもなる利点に今更気づきました。
(あとこれはちょっと恥ずかしいので、こっそり書くと
ふたりの姪に母を盗られるように感じてしまったのかも?笑)
写真のソレイアードの生地は
数年前、母に大量発注したスカートたちです。
(フレアスカートとティアードスカート)
これくらいならパパッと簡単に作ってしまうので
すごいな~と尊敬。これもやっぱり今更ですね。
春夏の間にシンプルなカーディガンや
Tシャツをあわせて着ています。
他には、リバティで後ろ身ごろがふんわりふくらんでる
ワンピースも作ってもらいました。
それぞれかわいくて気に入っているので
大切に、ながく着ようと思います。
だからお母さん、また作ってね✿