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他社にはない製品・サービスを実現させること
差別化には次の6つがある
①製品設計の差別化
②ブランドイメージの差別化
③テクノロジーの差別化
④製品特長の差別化
⑤顧客サービスの差別化
⑥ネットワーク(流通)の差別化
最も重要なことはコストの兼ね合い、差別化を行うとその分余計にコストがかかってくる
差別化は実現できたとしてもそれにかかるコストが予想される利益よりも大きくなる場合には、差別化戦略は行うべきではない
メリット
①差別化戦略は特異性の創出なので、顧客の気持ちをつかむことができる。自社が売り手としての交渉力を持つことができる
②顧客の気持ちをつかむ要因が特異性にあるから、それは他企業にとって強大な参入障壁になる
■実行に必要なもの
①必要な熟練と資源
●緻密なマーケティング力
●研究開発能力
●豊富な経験に裏付けされた熟練の独自の組み合わせ
②必要な組織
●研究開発、製品開発、マーケティングなどの調整
●有能な技術者や科学者など想像力に富む人間をひきつける組織システム
他社よりも1円でも安いコストで製品を作るという戦略
低コスト体制なしに低価格戦略を取ることではない
コストや間接諸経費の管理を厳しくおこない、零細顧客との取引を避け、R&Dやサービス、セールスマン広告などの面でのコストを最小限に切りつけることが必要になる。
低コストが実現されることによるメリット ・・・ 経営にゆとりが生じること
①業界内に競争要因が表れても平均以上の収益性を維持できるメリット
②買い手の値引き攻勢を交わすことができるメリット
③原材料のコストが増えても臨機応変に対応できるメリット
④代替製品に対し、同業者よりも有利になれるというメリット
⑤参入障壁をより高くするというメリット
5つの競争要因に対して、効果がある
注意点・・・多大なる出費がある
巨額の設備投資
戦略を維持するたえのさらなる設備投資
■実行に必要なもの
①必要な熟練と資源
●工程技術の熟練
●コストが低い流通システム
●資金力と資金調達力
●製造をやりやすくするための製品設計
②必要な組織
●コスト管理・統制
●責任と権限の明確化
●成果を反映させた報償制度など
