2日目の朝は、朝5時起きで、滝行です。
滝行は、修行の一環のため「前夜の性交渉禁止・月経中の女性は見学・私語禁止・滝行後の入浴禁止」など細かい決まり事があります。
滝に向かうまでの山道登山も「歩行行(ほこうぎょう)」と言って、「後ろを振り向いてはいけない」のです。
滝行は、女性は白衣にハチマキ。
ふんどし姿で「笑ってはいけない」状態になるのを防ぐため、前夜に着替えてもらい、見慣れておきました。
英語でのアテンドも可能だそう。
1)拝礼
(滝とそこに祀られている神様にご挨拶)
2)事前体操
(首、手、肩の運動)
3)鳥船(とりふね)
船を漕ぐ運動 ウォーミングアップ
4)雄健(おたけび)
大きな声を出します
5)雄詰(おころび)
6)息吹(いぶき)深呼吸
7)滝浴び 約10秒を2~3セット
8)滝浴び後、鳥船、雄健、雄詰、息吹、拝礼を繰り返し終了。
大きな声を出したり、歌を歌うのは、滝の冷たさと勢いに打ち勝つため。
8月とは言え、水温10度の勢いの滝に打たれるのは、体力と気力が十分に満たされていないと過酷です。
予想以上に本格的な滝行に、私は、心が折れそうになりました。
大きい声を出そうと思っているのに、声量が全然ないのです。
一方、同行者は嬉々としています。
声にも張りがあり、もう山伏にしか見えなくなってきました。
2回目まではふたり一緒に滝に打たれ、最後は、ひとり。
やっと絞り出した蚊の鳴くような声で、「振魂(ふりたま)」(自分の魂を両手で包み込み、振りながら清める動作)をしながら、滝浴びを終えました。
何事も体験してみるものですね。
水は冷たいし、体はガクガクなのですが、体の内側は熱いんです。不思議な体験でした。
御師は、「滝行は、その人の本来の姿が表れる」と言っていました。
私で言うと…
「非日常なことが起こると笑ってしまう」
↓
「悲しいことも傷ついたことも笑ってごまかす」「笑いに昇華して自分が傷つかないようにする」
「声が小さい」
↓
「言いたいことをハッキリ言えない」
「まわりにあわせて感情を押し込めてしまう」
という部分が露わになっていました。
ダサさを自覚して、曝け出して、水に流して、一歩前に進んで行こうと思いました。
下山途中で立ち寄ったビジターセンターで昔の生活体験
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