セックスはエロい人だけのものじゃないよ

先日、ピルコンのあすかちゃんにお声がけいただき、S E X and the LIVE!!のキックオフイベントに参加してきました！

S E X and the LIVE!!は、「誰もが、特に女性が性に主体的になる」ということを目指して染矢明日香さん、卜沢彩子さん、きのコさん、たかだまなみさんの４人の女性アクティビスト4人が性について本音で語るぶっちゃけトーク総合コンテンツ。

これから、性について真面目に・楽しく・主体的に！をモットーに発信し、語る場を提供していくそう。

現在は、noteとYouTubeを中心に情報発信をし、読書会などをリアルイベントを企画しています。

SEX and the LIVE!!を立ち上げたワケ｜卜沢彩子

キックオフイベントは、ゲストに作家の神田つばきさん、AV監督で作家の二村仁さんを迎え、始まりました。

この活動の意義や場づくりを丁寧にされているのが、ひしひしと伝わってきて、アクティビストの方々が心意気を感じました。

それは、登壇されているゲストの方にもきちんと伝わっていて、神田つばきさんは、初めてお話をお伺いしたのですが、このイベントに捧げるブログが素晴らしくて、感動しました。

イベント開催前には、登壇者の皆さんの他己紹介を丁寧に綴っていらっしゃいました。

二村ヒトシさんのこと【11/19（土）の予習①】
染矢明日香さんのこと【11/19（土）の予習②】
きのコさんのこと【11/19（土）の予習③】
まなだむさんのこと【11/19（土）の予習④】
卜沢彩子さんのこと【11/19（土）の予習⑤】

ゲストスピーカーがこんなにイベントに気持ちを寄せてくれるなんて、主催者としては、感涙ものだと思います。

神田つばきさんによる当日のイベントレポート。
『S E X and the live キックオフイベント』に思う

～当日のメモより～

・日本には、男性は女性を侮辱することで興奮する文化がある。

テレクラキャノンボールもそうだよね。
テレキャノに激怒した湯山玲子さんに後日お会いして、そのことについてお話しする機会がありました。

・女性に性の主体性がなくてもやりくりしてきたが、今は、主体と客体の間の時代。

・女性が働かないと社会が機能しない状態で、今までのやり方では乗り越えられない。

女性が活躍する社会になるには、いつまでも女性を見下して、性的に貶めている場合じゃない。

・福岡出身で上京した女性は性的にはじけている。

あぁ、思い当たる人がいる（笑）

・女性は男性の乳首を舐めていい

二村節は、この日も健在でした。すきあらば、乳首とお尻の話になる…。

・セックスはエロい人だけのものじゃない

あすかちゃんの名言。性は、誰の日常にも溶け込んでいるもの。

・性暴力の加害者は罪悪感がある。罪悪感があるから暴力する。

・痴漢は性欲じゃない。性暴力である。

・罪を憎んで、人を憎まず。罪を指摘されると人間性を指摘される錯覚。

性暴力についての議論も

・あらゆる恋愛（ロマンチック・ラブ）は間違いである。

最近観た、この動画もあながち間違いではないと思ってしまう（笑）

その他にも、性を起点として、大統領選や自己肯定観など、様々なトピックを取り上げながら、4時間が過ぎていきました。

まさに、このイベント名のように、「性」と「生きること」は繋がっていて、日常の様々な場面で顔を出してくるんですよね。

自分が登壇者側だったら、どんな話をするかな？と、考えながら、トークを聞いていました。

アクティビストの方がおっしゃっていた言葉が印象的でした。

「性の啓発活動をしていると、自分がお手本でなければならいないというプレッシャーやまわりからもお手本であることを求められるけど、自分だって悩むこともある」

これ、性やパートナーシップを扱うアクティビストの悩みどころですよね。

お手本であろうと立ち振る舞うと、プライベートが不調になると、自信をもって活動できなくなる。

ラブライフ・カウンセラーを目指す受講生にも言われたことがあります。

「カウンセラーには、興味があるけど、恋人もいない自分が人様のカウンセリングをするなんておこがましい」
「人のパートナーシップよりも、まずは自分の問題をクリアにしないと」

私個人的には、勉強をしながら、学んだことをプライベートに生かせばいいと思うし、私だって、「あなたは、お手本のようなパートナーシップを築いているか？」と聞かれたら、100点満点とは言えないかも。

でも、悩んだり、もがいたりする経験は、ひとつも無駄ではなく、すべて、クライアントの気持ちに寄り添うための栄養になると思っています。

登壇者が「先生」「お手本」になることなく、会場の参加者と同じ目線で「性」について語り合う場は、貴重ですね。

挙手して発言をしなくても、心に響いた言葉を反芻したり、共感したこと、共感できなかったことを掘り下げたり。

たくさんの心のザワザワをお土産に持って帰ることのできるイベントでした。

これからの活動も注目していきたいと思います！

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