久しぶりに、ブログに手を加えてみました(別のブログなのですが)。

ヘッド部分の絵を変えたり、
デザインを改造したり、
表示エラーを直したり、
アクセス解析を機能させてみたり
ブログパーツを探したり・・・

その中で、面白いパーツがあることを発見し、


その元のページがあまりにも嬉しくて、誰かに言いたくて。


見つけたサイトは、

NHK 青春ラジカセ

このサイト、何と、1980年代にFM-NHKで放送していた、

「サウンドストリート」の番組を聴かせてくれるというNHKのサービス。


ラジオ育ちの私としては、嬉しいのなんのって。

渋谷陽一、坂本龍一、佐野元春、山下達郎、烏丸せつこ、甲斐よしひろなどなど

音源も徐々に増やしているようです。


ページを見ていると、音源はNHKが保存していたのではなく、

一般のリスナーがエアチェックして録音していたものを

集めているようです。

つまりは貴重な宝が、私達の世代の実家の奥に眠っているかもしれません。



私がまるまる聞いてみたのは、

烏丸せつこの第1回放送と、

更に、烏丸せつこのゲストに松田優作が来た時がジョンレノン他界の数日後の番組。


烏丸せつこさんの声は、私のハートをギュッと捉えます。

最近、素敵だなと思っている女性経営者に、声も話し方も良く似ていて、

恋してしまったような気分になります。


当時は浜田省吾が好きだったこともあり、

ファンである烏丸せつこ、交友のある渋谷陽一が

曲や情報を教えてくれるので、良く聴いていました。


今聴いてみると、やはり番組の雰囲気が、

現在の流行っているラジオ番組とは全く違います。
なぜだろうかと、色々考えてみましたが、わかりません。

やはり、世の中にとっての音楽の価値が高かったこと、

現在では笑い文化をビジネスにつなげようとする気運が、

番組の良し悪しの尺度までもお笑い文化に合わせざるを

得なくなってしまったこと、この2つが原因かなと思います。


再生中のページも嬉しい気配りですが、

カセットテープを再生しているように、テープが回転してくれます。


いまだに生活の中にラジオが必要な人間なのですが、

ラジオの存在意義も、昔とは変わってきています。

これも機会を作って、書こうと思います。



自分の中の青臭い部分を見るような気がするので懐古派ではないのですが、

今では失われてしまったすばらしいものに出会えることも、

時には自分の足元を照らしてくれるのかもしれません。



昔、ラジオを聴いて育った方には、きっと喜ばれるサイトだと思います。

報告が遅くなってしまうと、思い出せる感動が徐々に薄れてきてしまう。


たくさんの感動を心に供給しようと言う貪欲さも無くては、とも思うこの頃です。



Fried Pride がどんなグループがはここではもう良いでしょう。


ただ、私にとっては、セカンドアルバムのカーペンターズの「Close to you」を


ラジオのバックで流れているのを聴いた瞬間に、「これは誰だーーー!」と調べたのが


きっかけで、以来好きになり、新作発表のインストアライブには行ったことがある程度だったが、


新作が出るたびにCDを買っているアーティストです。



今回のライブも、いつもながらギターの横田明紀男さんと、ヴォーカルのShihoさんの二人だけ。




初めてのライブだっただけあり、たくさんの発見や驚きがありました。


曲は、これまで発表したものよりは、圧倒的にCDになっていない曲が多かったのも驚き。



shiho「次は、私の大好きな、髪の長い、日本男性のアーティストの曲をやります。」


「山下達郎さんで、」

とくれば、おっ、「midas touch」だぁ、と思ったのを裏切るかのように、


「Ride on Time!」


えーっ?


など、CDの曲を聴きたかったのもたくさんありますが、


CDに無い曲を聴けたのも、ライブならではの貴重な体験ですね。



全体の曲の感じとしては、


「Fried Prideは、jazzも出来るRockerだ!」


ギターの横田さんの演奏は、真似したくても簡単には真似できない。


特にその微妙なニュアンスは、音が拾えても難しいように思う。


今回のライブでは、かなり激しい演奏が続いた。


味のある演奏も、じっくりゆったり聴きたかったが、それはわがままと言うものか。



今回のライブで、特に印象に残っている曲が二つ。



・ショパンの、「ノクターン」


 これは会場の空気が変わりました。


 shihoさんのスキャットも夜空へ昇って行く感じですばらしいのですが、


 横田さんのアレンジも、クラシックの定番とは全く違いすばらしい。


 クラシックの雰囲気ではないものの、ジャズという括りには完全に当て嵌まっていない、


 独特の雰囲気が会場に流れました。



・もう一曲は、ミニーリパートンで有名な「Lovin' You」


 前々からFried Prideに一番やって欲しいと思っていたのがこの曲でした。


 会場を3グループに分け、コーラスを練習して、ハモリの大コーラスにもなりました。


 でもとにかく、イントロのギターアレンジがとても綺麗でした。


 悔しいけれど、思い出したくても思い出しきれない。


 またライブに行かなくては。



これだけ、CD発表していない曲をやるなら、もしかして、


と演奏を期待した曲があります。


それは、浜田省吾の「君と歩いた道」


浜省はあまり聴いてこなかったshihoさんが、最近、小島良喜がアレンジしていたとかで聴き、


その曲の良さに、横田さんと二人で涙したとか。


確かに私も名曲だと思っています。


残念ながら、今回はありませんでしたが、次回に期待したいと思います。

 


そして、頭に残っているもうひとつの話。


二人がコンビを組んでからしばらくの間、shihoさんからリーダーの横田さんは


「怖い人」という印象だったそうです。


今とは違ってお酒も飲まず打ち上げにも参加せず、ライブ後には駄目出しがあったそうで、


shihoさんにとっては、それが怖いのなんのって。



それを聞いて思いました。


今では居酒屋に行って「焼酎!一番安いの!」と言っている横田さんだそうですが、


Fried Pride を今のスタイルに育てるまでは、相当気を張って妥協せず、


厳しさで信念を貫いて、結果、今日があるのだろうと思いました。


笑っているだけや笑顔だけでは、音楽も磨けないと言うことでしょうか。


これは私も自分の身に置き換えていろいろ考えさせられました。


まさに、ギターを持つと、人が変わる横田さん。


大いに、人が変わってすばらしいものをこれからも更に追求して欲しいと思います。



とにかく、今回のライブは、多くの驚きも与えてくれました。


ますます、フライドプライドが好きになりました。


これからも、応援します。

先日、とあるWEBで見つけて気になっていたお店に行ってきました。


中野にある、飴のお店、「papabubble

オリーブ革命

日本にはここしかなく、お店で飴をひとつひとつ手作りで作っている。


私が行った時にも、細長くなった(2m位)飴を、適頃な大きさに切っていた。


更にそのひとつを店頭で、味見をさせてくれた。


袋や瓶詰めで売っているが、とにかくその店の中で、


カラフルなたくさんのバリエーションの飴を見ていると、


とても楽しい幸せな気分になってきた。


金太郎飴のような、同じ断面の飴だが、その種類が豊富で


かつ、カラフル、絵が細かいことが特徴。


飴によって味も違うらしい。
オリーブ革命

この写真には無いが、「HappyBirthday」や「I Love You」などの


文字の飴もあった。


得意先の女性に上げたくなったので、いくつか買ってきました。


部屋の中でも、見ているだけで幸せな気分になってくる飴。


黄色のレモン、緑色のライム、橙色のオレンジ、緑の断面のキィウイ、


紫の皮に黄色の断面に種が見えるパッションフルーツか?


絵が出ている、苺、バナナ、りんご、桃?、ぶどう、さくらんぼ、パイナップル、


スイカ、などなど、いくつあるのだろうと思ってしまう。


見ているだけで幸せな気分になれなんて、久々の感覚。


これを受け取った人にも笑顔で幸せな気分になって欲しいと


笑顔を思い浮かべながら買いました。
オリーブ革命


仕事の合間に時間が空いてしまうことがあるが、


そんな時の選択肢は、どこかでコーヒーを飲みながら書類整理が一般的だが、


私の選択肢には、尊敬する音楽ブログ「Music Avenue 」から影響を受けて、


中古CDを探すと言うことが加わっている。


具体的には、古本中古CDのブックオフで、250円で売っているCDの中から


名盤を探すのである。


音楽好きの私にとっては、「宝探し」そのものである。



そして、先日見つけた中で、感激するほどのすばらしいオムニバス版に出会うことが出来た。


手に取った瞬間、オムニバスであることは予想がついたが、


裏面に松原正樹の名前を見つけ、試しに買ってみることにしたものでした。



この1枚は、音楽の質もかなり高く、名曲があり、


たくさんの発見や驚きがいっぱい入っていた。




CDタイトルは「IMAGINATION」

オリーブ革命-Imagination

まずこのCDを作ったのは、なんと、


ピザーラや柿家鮨などを展開している株式会社フォーシーズ。


プロデューサーが、


な、な、なんと、


ピザーラの社長(株式会社フォーシーズ 社長)の淺野秀則。


えーーーー???


である。


音楽の才能もありながら、26歳で現在の会社を興し、経営者として今に至っているらしい。



こう聞くと、社長の道楽でとりあえず作った・・・・


と思うってしまうが、ところがこれが、恐ろしいほどの才能。


具体的に何がすごいのか、後述します。



オムニバスアルバムで、他で発表されている曲が12曲、


3曲はこのアルバムのオリジナル。



中に入っているガイドを見ると、小山薫堂、鈴木光司が、


感想を寄せている。



全体の雰囲気は大人の極上のリラクゼーションを誘う雰囲気の1枚。

01.imagination/Pamela Driggs 
02.KISS(Acoustic Session)/paris match
03.Megulho(Diving)/Daniela Spielmann
04.Never Ssy Good-bye/川村ゆみ&高橋哲也
05.With Me/松原正樹
06.甘い悪戯/ミズノマリ

07.Tuesday Downtown/松原正樹
08.into the beautiful flame/paris match
09.Loving/松原正樹
10.Uma Cancao Sem Tom/Pamela Driggs
11.When I Fall in Love/小池修
12.ツキノシズク/paris match
13.上を向いて歩こう/松原正樹
14.Let's Sea/Romero Lubambo
15.この地球(ほし)の片隅で…/Ayaka



01は、静かでゆったりとしたボサノバギターの伴奏だけで、

とても良い意味で力の抜けていてしっかりとしたボーカル。

曲自体は、スタンダードナンバー


02は、テンポのあるボサノバ。

今までParis Matchというグループの曲は、聴く機会が無いまますごしてきた。

この曲のボーカルは、Paris Matchのボーカルのミズノマリ。

程よくかすれかかった声を使い、これまたリラックスした、極上のナンバー。

この1枚をきっかけにミズノマリは、私の中でお気に入りのボーカリストになりました。


03はボサノバをバックに女性のサックスプレーヤの演奏が、リラックスしたメロディを奏でる。

作曲もSaxもダニエラ・スピエルマン(ブラジル出身とのこと)


04は、すばらしい出会いであった。

この1枚の中でも、一番耳に残り、久々に名曲と出会ったと思える。

この曲は、このアルバムのために作曲、レコーディングされたもの。

Voは川村ゆみと高橋哲也。

二人がハモると言う感じではなく、メインVoとバックVoを頻繁に交代しながら歌う。

特に声を大にして強調したい点のひとつが、この曲の作曲者。

作曲は、プロデューサーの淺野。極上のナンバーである。

そして、この曲をすばらしいものにしているのが、ギターワークとアレンジ。

バックのEG、間奏のAG共に松原正樹。

このアレンジと演奏のすばらしさは、やはり職人技と思える。

松原正樹は、日本の音楽シーンには言葉に尽くせないほどの活躍をしているギタリスト。

この人の名前を聞いてわかる人は少なくとも、この人の演奏を聞いたことの無い人はいないと言い切れるほどの人。

私もそれほど意識をしていなかったのですが、Music Avenueのブログを読み

意識し出したら、もう大ファンになってしまいました。

私の中での、松原正樹の名演奏ベスト5に挙げておきたいと思いました。

この曲は、他では手に入らないのが、とても残念。


05は松原正樹のギターインストゥルメンタル。

これもリラックスできる、極上のナンバー。


06はこのアルバムのために淺野が書き下ろしたボサノバ。

Voがミズノマリ、Gが吉川忠英、Saxが小池修。

ちょっとキャッチーなメロディだで、聞き終わった後に良い印象を残してくれる。

テンポがある大人のボサノバ。


07は松原正樹のギターインストゥルメンタル。

これまたリラックスできる名演奏。


08は、ゆったりとしたジャズヴォーカル。

力を抜いてリラックスした歌い方が出来るヴォーカリストでなければ、

曲のイメージが損なわれてしまう。

ミズノマリの実力はこれ程なのかと、改めて感心してしまう。


09は松原正樹のアコースティックギターインストゥルメンタル。

もともとが、シンガー用に書き下ろした曲とのこと。

確かに主張性のあるメロディで、これまたこのアルバムのコンセプトにぴったり。


10は、01のVoでもあるパメラ・ドリッグス。Gはご主人だそうです。

この曲は、「イパネマの娘」などの名曲を生み出しボサノバを世に確立した

偉大な作曲家のアントニオカルロスジョビンに捧げられたものだそうです。


11は小池修のSaxインストゥルメンタル。

曲はナット・キング・コールなども歌ったスタンダードナンバー。

曲自体が、リラックスさせてくれることもあるが、演奏もやはり大人の雰囲気である。


12はアルバムの中で印象を残す打ち込みをバックにミズノマリがVo。

クールでここまでの流れとはちょっと違う雰囲気を加える辺りが、

結果的にアルバム全体のバランスも維持していて、そのセンスがニクいと思える。


13は誰でも知っている名曲を松原正樹がゆったりとした雰囲気で

ギターインストゥルメンタルで奏でている。


14は、キーボードをバックに、ロメロ・ルバンボがアコースティックギターを奏でる

ボサノバのインストゥルメンタル。

静かでしっとりとしたナンバーで心地良さを作り出している。


15は、このアルバムのために書き下ろしレコーディングされたVoナンバー。

歌っているのは、KINGというグループのメンバーのAyakaという15歳の女の子。

私は全く知らないので語れないが、純粋で素直な歌い方、その中に光る主張性、

まだ声や歌い方は大人になりきれていないところを感じるが、

あえてそのコンセプトで選ばれたのだと想像します。




全体を通して、とてもリラックス出来、大人の極上な午後の至福を感じさせてくれる。


とても質が高く、たくさんの発見と出会いがある1枚。


ただ、このCDは2003年に発表されたものだが、販売しているのは新星堂 のみのようです。



とにかく、


松原正樹のセンス、

ミズノマリのジャズやボサノバでも光る実力、

経営と音楽の才能の二つを持ち合わせた淺野秀則の能力に

驚きと感動を覚える1枚です。


眠れる名盤名曲はまだまだたくさんありそうです。


宝探しも、まだまだ止められません。