演出の神山一郎です。

オレアナ、無事終演。最高の舞台でした。


今まであまり自分は終わった舞台を思い返すことがなかったのですが、ずっとオレアナのことを考えてしまいます。


世界中で25年以上にわたり上演され続け、重厚な文学にも匹敵する、いやそれ以上の
「圧倒的な戯曲」


美しく品があり、且つ意表を突く
「アグレッシブな照明」


毎回微妙に変わるタイミングを逃さない正確さと共に、役者の演技を見て、その刹那に大きさを変えてくださる
「繊細な音響」


フラクタル模様の本棚を中心に据えた、「シンボリックな美術」


個々の外見、内面、演技力。そして2人が揃ったときのバランス。全てに於いての
「ベストキャスティング」


これだけの要素が揃えば、演出としてするべき事はシンプルです。胸を張って、「私たちのオレアナ」をつくりました。



そしてそれはもう、跡形もなく消え去ってしまったものです。もうどこにもないものを、あの瞬間に同じ場所で共有していただけたお客様、本当にありがとうございました!!!


「オレアナ」は、劇作家デヴィット・マメットの意向により、同じ国では1年に1度しか正式上演が許されません。その一度の奇跡、存分に使わせていただきました。


この舞台に関わった者達は全員、これからもずっと同じスタンスとモチベーションを持ち、舞台に向き合っていきます。


本当にありがとうございました!!!


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