恐竜が絶滅した理由には様々な学説があるが
その中でも最も知られているのが巨大隕石の衝突だ。
6500万年前、メキシコのユカタン半島沿岸に
直径10kmの巨大隕石が落下し、これが世界規模の
気候変動を引き起こして恐竜など様々な生物が
絶滅したというものだ。
その衝突エネルギーは広島型原爆の50億倍という
凄まじい破壊力といわれいる!
そして現在、その傷跡はユカタン半島沿岸に
直径にして160~240kmもある「チチュルブ・クレーター」
とよばれる大きなクレーターが地下深くに埋もれているという。
恐竜の絶滅といえば、この「チチュルブ・クレーター」を形成した
巨大隕石衝突が一番に取り上げられる話題になっている。
しかし、恐竜絶滅期において、それは・・・
あくまで序章でしかすぎなかった!
その存在は前から知られていた。
しかし、
あまり語られることのなかった
知られざる
もうひとつの巨大隕石衝突・・・。
さらにそれは
チチュルブをはるかに上回るものだった!
長径650km、短径400kmという
世界最大の巨大クレーターが
インド西岸に存在し、このクレーターを形成した
隕石は直径40kmとはるかに巨大だ!
このクレーターはインドの破壊を司る神「シヴァ」の名を与えられ
「シヴァ・クレーター」と命名された。
チチュルブ隕石が衝突した30万年後、
そこからちょうど地球の裏側。
まだインド亜大陸がアフリカ大陸東岸の沖合いにあった。
直径40kmのシヴァ隕石は南西の方角から低い角度で
大気圏を侵入。
衝突時はインド亜大陸西部の大地もろとも
えぐりとり、広い範囲で高温のマントルがむき出し状態に
なったのだ!
すでにこの頃のインド亜大陸は火山活動で活発だった時期でもあり、
それに拍車をかける結果となった。
恐竜絶滅には隕石衝突のほか、
活発な火山活動による有毒ガス放出のよる説も
あり、地球環境に多大な影響を与えたことはいうまでもない!
シヴァ隕石衝突が恐竜絶滅の決定打だったかもしれない。
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