あなたの嫌いな生物、
不動の第一位は間違いなくゴキブリだろう・・・。
それほど危険性がなく、人にはそれほど害を及ぼさないゴキブリであるが、
黒光りするその体色、長い触角、トゲトゲの脚、
垂直の壁でもすばやく走る抜けるヤバいほどのその機動性に
停止しては突然、走り出す不規則な動き。
その生理的嫌悪感は絶大だ!
そのため、「ゴキブリホイホイ」が新発売されてから
わずか3ヶ月で27億円も売り上げるという爆発ヒットをさせた!
そんな嫌われ者のゴキブリは
人類が滅んでもゴキブリは生き残るとよく言われるほど
ゴキブリはしぶとい生き物というイメージが定着している。
そのゴキブリがしぶとい理由とは!
ゴキブリのしぶとさの秘密その1!
「それは超雑食」
ゴキブリは台所などに現れ、生ゴミなどの残飯を漁り
何でも食べる雑食性の昆虫であるが、
その雑食度合いが半端ではない!
食べるものは
人間の毛髪、垢、フケから紙や油まで食べてしまう!
ゴキブリの体内には消化分解能力の高い細菌が潜んでおり
そんなものまで栄養にしてしまうのだ!
どんだけタンパク質の乏しい環境でも生き抜いてしまう
しぶとさをもっているのだ!
ゴキブリのしぶとさその2!
「え!?実はゴキブリは清潔な虫」
ゴキブリは昆虫の仲間であるが、昆虫は人間のように免疫系を
もっていないため病原菌対する抵抗力は皆無に等しい。
しかしゴキブリには病原菌に抵抗するための
抗生物質のような成分を体内で生産し分泌することができるのだという!
ということは
ゴキブリはほとんど病原菌が付いていない清潔な生き物ということになる。
そして、
死んだゴキブリは1年間放っておいても
腐りもせず、カビすら生えないという凄まじい抗菌力だ!
そんな抗菌力のおかげで
不潔な環境でも病気にならず生きていけるのがゴキブリのしぶとさの1つの要因であろう。
ゴキブリのしぶとさの秘密その3
「3億年も生き続けた生きた化石」
プロトファスマ 属名(Protophasma )
見てのとおり、3億年前からゴキブリの姿はそれほど変わってはいない。
つまり「生きた化石」だ!
この3億年の間にたくさんの環境激変があり、
他の生物たちが絶滅しては、いろんな姿を変えて進化していく中、
ゴキブリはのうのうとこの姿のまんまで生き続けたということは
そのしぶとさが悠久の時を越え、いかに偉大であるかを物語っている。
ゴキブリついでに、
「ペルム紀に超巨大ゴキブリ」
アプトロブラッティナ 属名(Apthoroblattina )
ゴキブリが現れた石炭紀の次の時代、
ペルム紀には体長50cmにも及ぶ巨大ゴキブリが生息していたとか、しないとか。
今のところ情報が少ないので
このような巨大ゴキブリの本当に存在していたのかは、確かなことはわからない。
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