世界最小と思われるヘビが

カリブ海にあるバルバドス島で発見されたという

とんでもないニュースが飛び込んできた!


ナショナルジオグラフィックニュース(2008年8月3日)

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=62201687


そのヘビは

アリの幼虫やシロアリを主食とするミミズのような姿をした地中性の

「メクラヘビ」という小さなヘビの仲間だ


バルバドス・スレッドスネーク 学名(Leptotyphlops carlae )


バルバドススレッドスネーク
※上が世界最小の「バルバドススレッドスネーク」

 下は同じホソメクラヘビ科の「テキサスホソメクラヘビ」


その世界最小のバルバドススレッドスネークは

全長わずか10cmとミミズと見間違えるほどの小ささだ!


ヘビの仲間は1度にたくさんの卵を産むのがほとんどで、

この世界最小のヘビは1度の産卵で1個だけしか産まない

これはこのヘビが小さいあまり、生まれてくる子供を

大きく産む必要があるためと推測されている。

生まれてくる子供は実に成体の半分の大きさになるのだという!



小アンティル諸島

ニュースでは「世界最小のヘビを発見!」とされているが、

正確には

従来、世界最小のヘビとしてギネスに乗っていた

スレッドスネーク(Leptotyphlops bilineatus)の産地

マルチニーク島

セントルシア島

バルバドス島

のそれぞれの島に棲む個体を遺伝子分析で比較したところ

それぞれ独立した種と判明し、

セントルシア島とバルバドス島に棲むスレッドスネークに

新種として新たな学名が付けられたそうだ!


その中でもバルバドス島に生息するものが

もっとも小さいということで

新たな世界最小のヘビと結論づけたようだ!


※詳しくはコチラ

蛇研裏話「報道のまやかし・世界最小のヘビについて」
http://urabanashi.blog5.fc2.com/blog-entry-846.html


この世界最小のヘビを発表した

ペンシルバニア州立大学の生物学者のブレア・ヘッジス氏は

以前にもこのカリブ海地域で

世界最小のカエルやトカゲを発見し、今回の最小のヘビと

「ミクロ生物三冠達成」などといわれているという!



西インド諸島のミクロ動物
実にカリブ海周辺の島々は

驚きの「ミクロ動物の宝庫」だ!


キューバ共和国では

世界最小の両生類

わずか1cmのカエル「キューバコヤスガエル」

世界最小の鳥類「マメハチドリ」


ドミニカ共和国のベアタ島では

世界最小の爬虫類「アラグアヤモリ」


今後もこの地域で

ミクロ動物がまだまだ潜んでいるかもしれない。



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矮小動物列伝2~世界最小の現生脊椎動物たち

http://ameblo.jp/oldworld/entry-10017706424.html