はるか、はるか昔、
4億年、いや5億年前に
最初の魚類が現れた・・・。
アランダスピス 属名(Arandaspis )
最も初期に現れた魚のひとつ。
当時の海で魚たちはとても貧弱な存在だった。
ヒレがほとんどなく、自由自在に泳ぐことのできない・・・
ほぼ水中を漂い、泥の中の微生物をすくって食べるといった
おとなしい存在だった。
そして当時の海で幅を利かせた
オウムガイやウミサソリの成すがまま、
格好の獲物になっていたのだった。
しかし!
その魚類に革命的な進化が起こる!!
当時の魚類は7対のエラがあった。
その前方のエラ。
そのエラを支える「鰓弓」という骨が
アゴへと変化するのである!!
この鰓弓という骨がアゴの骨になることが革命的なのだ!
アゴになったことで・・・。
★大きな獲物をがっちりホールド!喰らいつくことができる!!
★口を大きく開けることができ、エラに大量の酸素をとりこめる!!
つまりこのアゴというシステムによって
栄養も酸素も大量摂取で
莫大なエネルギーを得ることになるのだ!!
莫大なエネルギーで、魚類は活発化!
その活発化はどこまでも続く・・・!!
そして
すでに魚類の時代と化した
デボン紀(4億1700万~3億5400万年前)に
ついに!
「恐魚」と呼ばれる究極の魚類が
当時の海を君臨することになる。
ダンクレオステウス 属名(Dunkleosteus )
その体長は5m!いや9mともいわれている。
それはまるで
すべてのものを丸呑みする究極怪物!!
鉄仮面を被ったような形相の巨大魚が現れたのだ!!
現在、化石は骨板が組み合わさった頭部しか発見されて
おらず、
ダンクレオステウスはサメに近い板皮魚類で
体の骨は軟骨になっており、化石として残りにくい。
体の部分は謎のベールに包まれている。
しかしこの頭部標本。
恐魚の名に相応しい形相で
実にお見事である!!
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前回の巨大カレイ、オヒョウの記事。
↓
オヒョウ
を釣り上げる大会「ハリバットダービー」では
ショットガン(ピストルでもいけるというコメントもいただきましたが)
でオヒョウの息の根を止めて釣り上げるという物騒な釣り大会だが、
ダンクレオステルスを釣り上げる大会
「ボニーワンダービー」なる釣り大会があるとするなら
(ボニーワン(骨っぽいヤツ)はダンクレオステウスの英名)
備えあれば憂いなしということで
対戦車用の破壊力がある
ちなみに2001年12月に鹿児島県奄美大島沖にて
北朝鮮の工作員がこのRPG-7を使用したため
日本でも有名な兵器だ!!