コウノトリ  学名(Ciconia boyciana

コウノトリ

ご存知の昔話、「ツルの恩返し」

実は恩返ししたのはツルではなく、

このコウノトリではないかという説があるという。



コウノトリはヒナの時は鳴き声が出るが、

成鳥になると鳴き声が出なくなる。その代わりに

クチバシをカタカタと鳴らす「クラッタリング」をし、

求愛や威嚇をする。

このクラッタリングの音が「機織り」の音に

似ていることかららしい。

実際に兵庫県には「コウノトリの恩返し」という民話が

あるのだとか。



そんなコウノトリは「赤ちゃんを運んでくれる」

よく言われることでも、よく知られている。



しかし、伝説の「赤ちゃんを運ぶ鳥」は

このコウノトリからきたのではなく、

シュバシコウという「ヨーロッパのコウノトリ」だそうだ。



シュバシコウ  (ヨーロッパコウノトリ)
 学名(Ciconia ciconia

シュバシコウ

この鳥が元来、「赤ちゃんを運ぶ鳥」だそうだ。

見た目は「赤いクチバシのコウノトリ」という感じだ。



ドイツ北部と中部に、その伝説が色濃く残っており、

このシュバシコウは池や泉から

良い子は背中に乗せ、悪い子はクチバシでくわえて、

親のところへ運んでくれると語り継がれているらしい。



定住性のコウノトリと違い、

シュバシコウは

ヨーロッパとアフリカを渡る典型的な渡り鳥。



寒い冬を過ごすヨーロッパ人にとって

アフリカから暖かい春にやってくるシュバシコウは

暖かい恵みを運ぶ」つまり、「幸せを運ぶ鳥」、

幸せのシンボルが赤ちゃんということで

赤ちゃんを運ぶ鳥」となったわけだ。


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シュバシコウは「ドイツの国鳥」。

2006年のワールドカップはドイツ開催ということで

この鳥のリクエストがありました。



昨晩の日本×オーストラリア戦は

1-3で日本が負けましたね。



日本が先制点(なんかパッとしないゴール)を取りましたが

終始、試合の流れはボールのキープとか

チャンスの多さとか、オーストラリアのペースでした。

そして最後の10分間は、まるで悪夢だ!