前回のヒキコモリダコに続き・・・。


1億年後の海


2億年後の海


には大型で獰猛な肉食動物が多い・・・。


その弱肉強食の海の世界にこれらの捕食者に対抗すべく

食べられる側の小さな動物も進化する。


ということでふたたび未来動物を考えました。


ヒキコモリガメ

ヒキコモリガメ

現代の甲羅が閉じることのできる「ハコガメ」というリクガメの子孫

2億年後にはそのリクガメが海に進出する。


海の獰猛な肉食動物から身を守るために

ハコガメ同様、完全に甲羅を閉じることができる。

また一生涯、頭を出すことはなく

足も1本の長いツメを出すだけである。

水中の浮力、発達した肺が浮き袋になるために

爪だけで体を持ち上げ、海底を移動することができる。


肺呼吸の動物なので

干潮時に海から陸地の海岸に移動し

干潮時の干上がった海(陸地)で空気を

発達した肺で吸い貯めする。

この時は陸上なわけで、甲羅から爪だけしか

出せないヒキコモリガメは移動できない。

海に戻るときは満潮時に海水がやってくる

のを待つのだ。


ヒキコモリダコ同様、丸い体形をしており、

海に棲む大型の捕食者に丸呑みされても

消化されることなく、胃を通り、腸を通り

糞といっしょに排出され、捕食者の栄養に

なることはない。

しかし空気を吸いに陸地に上がる際、

陸上の捕食者に丸呑みされ、

糞といっしょに排出されても

そこが陸の奥地だと

陸を移動できないヒキコモリガメは

海に戻ることができなくなり、

飢えてしまうケースもしばしばある。