「言うことを聞かない子は、酢を飲ませて身体を柔らかくして
サーカスに売るぞ!」
そのように言われた記憶がある人も多かろう。

たしかに、酢酸がカルシウムを溶かすため刮痧
卵の殻や魚の骨、貝殻などが柔らかくなったり溶けたりするのは事実だが、
酢を飲んだからと言って、身体は柔らかくはならないだろう。

クレオパトラと真珠のよく知られた話があるが、
それにも酢が出てくる環保袋
簡単に紹介すると、
「クレオパトラがアントニウスを招き食事をしているとPretty renew 雅蘭
アントニウスは兵卒上がりの単純な男で、出された食事が美味しいと感激していた。
クレオパトラは、王家の家系で生まれ育ったもの。
このような無粋な男をからかう意味で、
『こんな食事などは、たいしたモノではございませんわ。
明日は、1千万セルステルティ(現在の価値にして1千万円)
ほどのごちそうを用意致しましょう』

翌日もアントニウスは現れたが、食事は豪華ではあったが、
昨日と変わらぬように見え、
『食べ終えたが、これが1千万セルステルティとは思えぬが?』と言うと、
『まだ、デザートがございますわ』
そこに、甘酢の入った飲み物の器が供されると、
クレオパトラは、大きな真珠の耳飾りを耳からはずし、
『これは、プトレマイオス家伝来の真珠』と言って、
酢が入った器にポンと入れると、
真珠は白い泡を立てながら溶けていってしまった。
クレオパトラはそれを一気に飲み干し、
『もう一つありますの。これも当家伝来のもの』
と言いつつ、
もう一つの器に入れると、同じように溶けていき、
アントニウスにそれを奨めた」という話。