学校へ行っていない息子 | ドゥーラのりこ

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オーストラリア在住のお産サポーター(ドゥーラ)、ヒプノバーシング™講師、マッサージセラピストです。
妊娠、お産、育児、健康、環境、ホームスクーリングに関しての色々な情報や考えをシェアしています。

 

久しぶりにブログ記事を書きます!

 

最近は毎日が忙しく、コンピューターに向かっている時間はあまりありません。

いい意味で、良いことなのかもしれませんね。

 

携帯メッセージや、メールによるお問合せへの返信がかなり遅くて、ご迷惑をおかけしております。現時点では、ゆっくりと返信できるのは週末だけです。

 

もう既にご存知の方は多いと思いますが、11月に7歳になる息子は学校へは行っていません。

日本だったら、今頃は1年生ですかね。

 

オーストラリアでは、学校へは行かずに家庭で教育をする、いわゆる、ホームスクーリングをしている家族が結構います。

 

ホームスクーリングと言っても、方法は色々で、呼び方も色々。

 

私は個人的には、「ナチュラルラーニング」という呼び方が好きです。

 

子供が毎日の生活で、自然に(ナチュラルに)自ら学んでいく(ラーニング)。

親は「教える」という立場ではなく、その環境や機会を提供、サポートしてあげる。

 

このような、子供主体の学び、教育方法を「アンスクーリング(unschooling)

」と呼ぶ方も多いですが、「アンスクーリング」とは、今まで学校へ行っていた子供達が、学校でのやり方、学んでしまったことを、取り除き、やり直す、という意味合いで生まれた言葉です。

「schooling」の前に「un」がついていますが、英語では、この「un」は、否定する、という意味です。

 

不登校になってしまって、学校が嫌いになった、学校でのやり方に合わずに悩んでいる、学校でのやり方をまずは忘れましょう、やり直しましょう、という意味では、この「Unschooling」は適している言葉だと思います。

 

が、一度も学校へ行ったことのない子供に対してや、最初から学校へ行かせないことを決断していた場合は、ピンとこない、と私は感じています。

そもそも、「アンスクーリング」という言葉は、学校教育を否定するような、とてもネガティブな言葉だと感じています。

 

なので、私の息子は、子供主体の学びをしていますが、「アンスクーリングしてます」とはあえては言わず、シンプルに「ホームスクーリングしています」と言うほうが多いです。

 

ホームスクーリングという言葉のほうが、知っている人も多いし、否定的な言葉でないからです。でも、個人的にはやっぱり「ナチュラルラーニング」という呼び方が好きですがね。

 

最近では、ホームエジュケーション、という言葉を使っている人も多いですよね。

 

でも、「エジュケーション」という言葉は「教育」という意味なので、やはり、子供主体っていう感じがしないんですよね。「ラーニング」のほうが、子供が自ら学んでいる、というイメージがします。

 

ま、名称のことに関してはこれぐらいにしておいて、、、

 

どうして、ホームスクーリングをしているのか?

具体的にどんなことをしているの?

 

ということを今回は紹介しますね。

 

学校へ行かせない(ホームスクーリングをする)、という選択は、息子が赤ちゃんの頃から夫と検討していました。

 

学校教育に疑問を抱いているんです。

これは、公立でも私立でも、です。

 

子供のことを一番知っているのは、学校の先生(他人)ではなく、親なんですよね。

誰かも知らないような人に、自分の子供の教育を任すのか??ということからどんどんと疑問が出てきて、色々と調べるようになり、学校教育のメリットとデメリットも考え、ホームスクーリングのメリットとデメリットも考えました。

でも、決断の際に一番の影響を与えたのは、「実際に学校へ行ったことのない子供達に会ってみる」ということでした。

シドニーでは色々なエリアで、ホームスクーリングしている子供達が定期的に集まって遊んだり、一緒に学んだりしています。

そのような集まりに、息子がまだ赤ちゃんだった頃に行き始めたんです。

 

衝撃的でした。

 

全く学校へ行ったことのない子供達が、とてもキラキラしていて、しかも頭がいい!

相手の年齢関係なく、自信満々で会話する姿。

目をしっかり見て話してくれるティーン達。

しっかりと自分軸を持っていいて、違った意見や感情を恐れずに表現できる子供達。

 

そして、子供の学びに関して、親がとてもリラックスしていた。

宿題もなければ、テストもない。成績表もない。

子供にプレッシャーをかける必要もない。

 

毎回、このような集まりに参加することで、確実に決断が固まってきていました。

 

百閒は一見にしかず、とはこのことですね。

 

また、私には、もともと7歳まではあれこれと机に向かってお勉強して欲しくない、という願望がありました。

 

「7歳までは夢の中」という本でも納得したのですが、やはり、子供は子供らしく、7歳ぐらいまでは、遊ぶことに集中していたほうがいいのです。(遊ぶことも、立派な学びですが。)

 

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シュタイナー的な考えに興味のある方は、この本、本当にお勧めです。

我が家はいいとこどりですが、好きな考え方は取り入れ、自分達に合わないものは、流しています。

 

オーストラリアのニューサウスウェールズ州の学校教育は、日本でいう幼稚園年長組の年齢から始まります。日本ではまだ幼稚園にいるような子供が小学校へ行くのです。

そして、読み書きを学び始めるのです。

最近では、幼稚園でも、3~4歳の子供達に読み書きを教えることに力を入れているところも増えました。早すぎます。

 

ファンタジーの世界にいられるのは、幼児期のみ。(シュタイナー教育では7歳頃からファンタジーの世界から抜け出していく、とされています。)

せっかくのこの素晴らしい世界は、大人が色々と学的なことを「教えて」しまうことで、台無しになります。早期から、「現実的」になってしまうのです。

 

ホームスクーリングなら、いつ何を始めようか、各ファミリーの自由です。

(厳密にいうと、オフィシャル的には、完全に自由ではありませんが、なんとかごまかます。)

 

だから、例えば、学校に行っていたら、もうこのレベルの本は読めていないといけなくても、ホームスクーリングだったら急ぐ必要はない、ということです。

 

読み書きを早期から教え込んで、何かメリットはあるか???

 

全くないと、私は思います。むしろ、ダメージのみ。

 

色々な調査でも、早期に読み書きを学んだ子供達と、遅くして学んだ子供達を、7~10歳の時に比較してみたところ、違いは全くなかった、とのことです。

むしろ、遅くして学んだ子供達のほうが成績が良かった、という調査結果もあるぐらいです。

 

息子にプレッシャーをかけたくない。

7歳頃まで沢山遊んで欲しい。

ファンタジーの世界にいられる間はどっぷりと浸かって欲しい。

 

という思いがありました。

 

 

もう一つ、ホームスクーリングを選んだ理由は。

 

学校で教えられる「内容」にも疑問を持っているから、ということです。

 

有名ブロガーのれいこさんも、「学校は政府洗脳集中キャンプ」と言っていましたが、全くその通り。

コロコロ茶番のことも、学校では子供達に間違った情報を教え、手の消毒、マスク着用の重要性を教えてきましたね。

 

政府にとっては、学校は、政府の言うことをよく聞く羊のような人間を作り上げるには、ぴったりの場所なんですね。自分で考える力はあまり付けないで、人からもらう情報を鵜呑みにするような人間。考えない人間を作り上げる為に学校が作られたようなもの。

英語の「スクール」はドイツ語の「シュクール」から来ていますが、シュクールは軍隊を戦争の為に、洗脳教育させるところでした。

 

政府の政策を肯定させるような教育内容以外にも、フードピラミッド、地球温暖化、人類進化論、恐竜存在説、地球球体説、宇宙存在論、その他、化学やあらゆる歴史に関しても、化学的に徹底的証拠のない内容を、あたかも真実かのように教えているのが学校です。

 

学校で行われている性教育も主に、セックス、避妊、性的指向に焦点が当てられている内容で、ダメージしかありません。

性教育って、もっと深いテーマです。

自分のことを愛する、体、心を大切にする、高い自己肯定感を持つ、とういうことが性教育のベースであって、そのベースができていない状態で、セックス、避妊、性的思考の話なんてするべきではありません。

ちなみに、オーストラリアで教えられている性教育の内容をちらっと調べたら、やはり、卵子、精子が出会って、から始まり、避妊や避妊、性的指向、というパターンがほとんど。

最近では、性的指向のテーマ、ということで、ホモセクシャリティー、トランスジェンダー、等の内容も。学校によっては、トランスジェンダーを招待して小さな子供達にレクチャーすることも。

高学年になると、もっと過激な内容、不適切な内容になります。子供に対するセクハラでしかないです。

 

学校が教える内容に、全て同意しているファミリーなら、問題ないと思います。

でも、我が家は違うんです。

 

自分の大事に大事に育てている子供を、なんで赤の他人が行っている洗脳キャンペーンに参加させないといけないの?と思う。

 

子供を守れるのは親だけ。先生でも政府でもありません。

 

学校での教育に疑問を持ち出した時に、大変参考になった本はこちら↓

 

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ジョンテイラーはもともと教師だったので、学校教育に関しては、詳しいです。

彼の別の本もお勧めです。

 

 

さて、では、実際に息子は毎日何をしているのか、というと...

 

毎日学校へ行かず、ゆっくりと過ごすこともあるし、色々なアクティビティーに参加することもあります。他のホームスクーリングをしているお友達と一緒に遊ぶことも多いです。

 

他のホームスクーリングしている子供達と集まるのは週2回。

ホームスクーリングしている子供達の為の社会見学ツアーやコンサートツアー等もよくオーガナイズされているので、それらも参加しています。

 

その他のアクティビティーは息子の興味に沿って、計画します。

 

自転車に乗って、公園へ行きたいのであれば、公園へ行き。

 

海に行きたいのであれば海へ行く。

 

本を読みたいのであれば、読み聞かせ。

 

プールに行きたいのであれば、泳ぎに行き。

 

友達と遊びたいのであれば、調整する。

 

博物館、美術館に行きたければ、行く。

 

絵を描きたいのであれば、描く。

 

色々なお稽古事クラスへ行く。(現在は、本人の希望で新体操クラス、アフリカンドラム教室へ行っています。)

 

本人のしたいこと、をできるだけ尊重しています。(もちろんできないこともありますが。)

 

また、少しではありますが、家事手伝いもしてもらっています。(これ大事。特に男の子は。)

 

また、政府が管理している、ホームスクーリングの規制を満たす為に、少しだけ

「なんちゃってお勉強」も時々してもらいます。

 

はい、ちゃんとしました、という記録があれば、規制はクリアできるんですよね。

 

だから、少しだけワークブックをやる、とか、証拠になるものはできるだけチャチャチャっとするようにはしています。

 

それ以外は、基本的に、好きなことを自由に学んでください。というスタイルです。

 

毎日の生活の中でも、学ぶことはいっぱい。机の上だけが学びではない。

 

机の上で学んだことは忘れやすいけど、体を使って、実際に経験を通して学んだことは、なかなか簡単には忘れない。これが、「ナチュラルラーニング」だと私は思っています。

 

ホームスクーリングだと、学校のタームとかがないから、いつでもいろんなところに行ける。

平日にキャンプや旅行に行くことだって簡単。

 

今のところ、息子も親も楽しんでいるので、このままホームスクーリングを続ける予定です。

 

ホームスクーリングに興味のある方は、色々とアドバイスできると思いますので、是非ご連絡下さい。