まさかの入院! | ドゥーラのりこ

ドゥーラのりこ

オーストラリア在住のお産サポーター(ドゥーラ)、ヒプノバーシング™講師、マッサージセラピストです。
妊娠、お産、育児、健康、環境、ホームスクーリングに関しての色々な情報や考えをシェアしています。

最近、マッサージの仕事を徐々に復帰させており、忙しく過ごしていましたが...


出血がまた発生~!


今回は、以前よりも大量。

今回はさすがの私もひぇ~っ!
胎盤が剥がれて来てるのかしら??

なんて思いましたよ。(普通は胎盤が剥がれると激痛ですが...)

たまたま一緒にトイレにいた旦那も、かなりびびったのか、顔色を変え、「直に病院ー!」(前回のパターンと同じですね。)

前回非常に効いたホメオパシーを飲もうかと思いましたが、それどころではないような量だったので、直に旦那と病院へ。

赤ちゃんの心拍、胎盤の状態、子宮口、子宮頸管の長さ、羊水、内診、血液検査、尿検査、等々、全てチェックしましたが、やはり前回と同じく、全て正常。

「子宮の中って、本当にミステリアスなことが多くて、分からない事がまだまだあるんですよ~。」と、あるドクターが言っていましたが、それでも、「大量出血=早産のリスクあり」ということで、急遽入院となりました。

私は、「家に帰りたい」と思っていましたが、旦那が泣く泣く要求して来たので、同意。

旦那はドクターから「早産」という言葉や、「赤ちゃんが生き残れるか分からない」という言葉が出て来て、まるで子供のように泣いてしまったので、私が慰める立場になりましたよ...

やはり、男性はこうゆうシチュエーションに弱いですね。ドゥーラさんと一緒に病院へ行けば良かったかも。


入院なんて、嫌だぁ~と思っていた私ですが...

いざ、滞在してみると...


なんだか、超ラク~

仕事も家事もしなくていいし、今ちょうど携帯が壊れているので、目も疲れない、インターネットもない、読書が一杯出来る、朝食、昼食、夕食は旦那が出前してくれる。(手作りだったり、オーガニックカフェでテイクアウトしてくれたり。)

お部屋にはちょっとしたバルコニーもあって、日光浴も出来ちゃう!
そして、お腹が空いたら、旦那がウェイター。(自営業なので、病院の部屋で仕事してくれています。)


病院の食事は本当にショッキングです。

「妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群になってください!」といわんばかりのメニュー!

科学的に発癌性であることが証明されているマーガリンも堂々と出ています。(今時、マーガリンなんて??)

加工食品のオンパレード。

ヘルシーっぽいのは、リンゴぐらい?(もちろん農薬付きですが。)

こんなの、食べれませんっ!!!

旦那も同じように感じてくれた為、毎回、私の食事は出前してくることに♡

食事だけでなく、あれも、これも、持って来て~のリクエストに全て対応してくれて、私は大満足。

家ではこんなに尽くしてくれませんよ~。

いや~、入院って結構いいかも???(でも長期では嫌ですね。)

それにしても、全てに異常がなく、(出血は異常なのでしょうが...)、本人も赤ちゃんもぴんぴんしているのに、家に帰らせてくれないのには、困ります。(出血が完全に止まるまでダメ、だそうです。前回は簡単に帰らせてくれたんですけどね~。)

明日、明後日あたりには、旦那と話し合って、入院がダラダラと長くなるようであれば、病院のアドバイスに反して退院します、という内容の同意書に署名をして、退院しようと思っています。(が、その日の担当ドクターがどれだけ、旦那に恐怖をふりかけるか、次第でもありますね...)

ドクターもそうですが、助産師さんも、シフトごとに、いろんな方々がいて、考え方や意見が全く違ったりしますね。
嫌~な方もいますし、とっても素敵♡な方もいます。選べないのが、シフト制システムの病院のネックですね。


病院のantenatal wardは、妊婦さんが入院する階ですが、いろんな方々がいます。
皆さん、色々な理由で入院されているのでしょうが、ほとんどの部屋が満室なぐらいの数です。
そして、皆さん本当に心配そうな顔をしています。

ドゥーラの癖か、そんな妊婦さん達を励ましてあげたい!と心から思いますが、よく考えたら、私も一応、その一人ですね! 私こそ、励まして頂きたい!


ちなみに、私はシェアルームなので、お隣さんがいます。カーテンで仕切られているのですが、全て丸聞こえ。

昨日はいびきがすごい方で、一睡も出来ませんでした。涙

そして、シェアルームなので、助産師さんとの会話も全て丸聞こえです。

どうゆう理由で入院しているのか、現在時点での状態はどうであるか、等が、全て聞こえてしまいます。(別に聞こうと思っている訳でもありませんが...)

きっと、お隣さんも、私と助産師さんの会話を聞いて、「妊娠中に出血なんて、お気の毒に...」と思ってくれているのかもしれませんね。


さてさて、少し医療的な話になりますが、妊娠30週未満の早産の場合、未熟児の赤ちゃんの肺を早期で発達させる為に、ステロイド注射が2回打たれます。

私は、現在26週目なので(厳密には知りたくなかったのですが、知ってしまいました。)、もし早産になってしまった場合(赤ちゃん、お願いだからまだねー!!)、超未熟児になり、呼吸出来る程の肺はないので、ステロイド注射が絶対条件になります。

悩みに悩んで、リスクとベネフィットを計り比べて、2回打つ事に。
ステロイド注射は、もちろん、母体にも赤ちゃんにも副作用はあります。(医療機関は絶対に否定しますが。)
それでも、万が一、産まれてしまった場合、生き残れる確率を少しでも高めて上げたい。
そう思い、痛~いステロイド注射をお尻に打ちましたよ。(お尻への注射はめちゃ痛いですね。)

ステロイド注射は、2回目の注射から、24時間後に効果があり、この効果は2週間程続きます。(それ以降にまた早産の可能背があれば、再度2回の注射を打つ必要があります。)

そして、万が一、早産になった場合、私は、私なりに、私の「理想のお産」は、全て諦める覚悟も出来ています。

今、早産になったら、病院で、モニターやチューブに付けられたまま、分娩台で、仰向けで、沢山のスタッフの中で、そして、出産直後も、カンガルーケアはおろか、直に新生児集中治療室へ速攻持っていかれることでしょう。

もしくは、帝王切開になることでしょう。


悲しいけど、赤ちゃんが生き残れる確率を少しでも高めてあげる為、

私の理想よりも、赤ちゃんの命。

そう思うと、少し涙が出ますが、周りの方々からの励ましで、今は支えられています。


愛とは、自分の欲を誰かの為に犠牲にすることでもありますね。

まだ、実際にママになった実感はありませんが、母の愛ってすごいものですね。



それより....

こんだけ出血しているのに、赤ちゃんの心拍数はピンピンしていて、どうしてぇ~???と不思議でたまりません。(このまま何も起こらなければ良いのですが...)

私のほうも、元々、食事から鉄分を多めに摂っていますので、こんだけ出血しても、疲れ、とか、めまいとかが一切ありません。鉄分の血液検査も軽々パス~。

良かった、がっつり肉食で。(厳密には内臓肉食?)

それでも、過去の数値に比べると、鉄分は少し下がって来ていました。

旦那に、レバーパテ、作って出前してもうらおうかな?笑