シドニーは最近、風が強いけど、気温は温かいですね。
セラピスト&ドゥーラのエイミーズのりこです。
今日は、久しぶりに乳牛を飲んで見ました。
もちろん、生乳ですよ。
熱消毒、全くなし。
オーガニックな環境で生活している、健康な牛の絞ったままの乳汁です。
牛乳を飲むのは、何ヶ月ぶりだろう... (私にとっては高級品です。)
お、美味しい~☆
冬の期間は、あまり脂肪分がありませんしたが、春になって、牛さん達も、沢山の栄養を春の草から頂いているようですね。
冬の期間の時のよりも、濃厚で、美味しいです。
生える草が変わると、それを食べている牛の乳の味も変わるものですね☆
過去のブログ記事でも、紹介しましたが、生乳は牛乳独特の、あの臭いがしません。(熱を加えない限り。)
乳酸菌も酵素(消化を助ける)も生きたままですので、乳糖不耐性の方でも下痢をせず、きちんと消化出来ますよ。
お値段は、2リットルで9ドル!
高いと思いますか?
抗生物質も人工ホルモンもなしで、綺麗な環境で、遺伝子組み換え穀物ではなく、自然の草だけで、丈夫で健康な牛を育てるには、どのくらいの経費と労働費がかかるでしょうか?
スーパーの2リットル2~3ドル程度で売られている牛乳は、安いように見えますが、その安さのために、どのぐらいの牛がどのくらい苦しんでいるのでしょうか?(そして、もちろん酪農場主も苦しんでいます。スーパーから「もっと安くしろ!安くしないと取引やめるぞ!」という、強い脅しがありますから。)
人工ホルモンで、年中乳を生産させられる牛達。(牛が病気や乳腺炎になっていても、ホルモンのお陰で沢山の乳が出る仕組み。)
抗生物質を飲まないと、やっていけない汚い環境。
子牛が生まれるなり、すぐに奪われる母牛達。(子牛は初乳さえ吸わせてもらえません。)
母牛から離された子牛達は、もちろん人工粉ミルク(大豆粉がベース!)で育てられます。
ばい菌だらけ(病原菌や膿もあり)の牛乳は、低温又は高温熱消毒されないと、飲めないほど汚く、熱消毒後は、ホメオジャナイズ加工が入り、自然界では全く存在しない液体となります。
熱消毒やホメオジャナイズ加工については、いくらオーガニック酪農場でも、同じことが言えます。 自然界では存在しない液体となります。
自然界で存在しないものなんて、飲みたいですか?
これだから、牛乳は体に悪い、というレッテルが貼られてしまうのですね。
私は、生乳を大いに勧めています。(生乳のままで飲める酪農場を選びましょう。)
「牛乳は体に悪いから...」
ではなく、
「一般の市販牛乳は体に悪い」
という事です。
生乳は体に良いことばかりです。(過去の記事にいろいろ書いております。)
一般に市販されている牛乳(死んだ乳)と、生乳を一緒にしないで頂きたい!
オーストアリアでは、生乳は、比較的簡単に手に入るのですが、日本では、想いやりファームという北海道の酪農場で生乳が販売されています。
私は、ここの生乳を日本の実家に時々プレゼントしております。(もちろん、放射能は検出されておりません。)
オーストラリアでは、クレオパトラミルクという生乳がよく売られておりますが、他の牧場も生乳を販売しております。(数は少ないですが。)
シドニーで生乳を購入する際の注意点
● ホルスタイン種の牛ではなく、ニュージャーシー種の牛からの生乳を選ぶこと。
ホルスタイン種の牛は大量生産だけの為に、長年の間に品種改善された種類の牛です。
この人工的な「品種改善」のお陰で、ホルスタインの牛は、病気になっていても、乳が出てしまう牛となってしまいました。(普通は、病気中や体調の悪い時は乳は出ないのが当たり前です。人間でもそうですよね。)
更に、この「品種改善」のせいで、ホルスタイン種の牛は、草だけでは生きていけない種類の牛ともなってしまいました。
嫌でも乳が出過ぎて、自然の草だけでは、牛の体内に栄養が留まらないからです。(全て乳として奪われる。)
だから、草ではなく、穀物を与えられてしまう。(本来、穀物は牛の食べるものではありません。)
もちろん、この穀物は遺伝子組み換え穀物ですよー。(人間用としは売れないから、牛に。)
● 週に1回の配達なので(現在は毎週月曜日のみ)、月曜日の午後、又は火曜日の午前中が狙い目です。(すぐに売り切れます。)
● 乳酸菌と酵素が生きていますので、すぐに発酵が始まってしまいますので、早めに飲みましょう。 発酵が始まったら、ヨーグルトやチーズを作ってしまいましょう☆ (生乳は腐ることはありません!!)
● オーストラリアでは、生乳を食品として販売するのは、違法なので(←これも本当にあきれることですが...)、店員さんに、「これ飲めますか?」とは聞かないように。
お店も、リスクを背負って売っているのです。
「飲めるよ」と応えてしまって、罰金となったお店も何件かあります。
生乳を売っているお店と、購入する人達の間では、暗黙の了解が存在しております。
● 温めたい場合は、50度以上にしないこと。 たちまち、臭い牛乳と変化しますし、乳酸菌や酵素も死に始めます。(せっかくの生乳がもったいない!)
ヨーグルトを作る場合で温める必要がある場合も、50度以上にならないように気をつけましょう。温度計必要ですよ~。
生乳を飲んだことのない方、牛乳が苦手な方、興味のある方は、是非お試しあれ!です。
牛乳を避けて、豆乳やその他の加工ミルク(市販のアーモンドミルク、オートミルク)をガブガブ飲んだり、使うより、価値ありますよー!