そもそも、掌蹠膿疱症の悪化で扁桃腺を摘出してもらおうということでこのたびの手術となりましたので、掌蹠膿疱症の方、扁桃腺摘出を考えている方の参考になれば・・
私も手術までの不安な時期にネット上の体験談などには本当にお世話になりましたので。
入院した日。
家から歩いても行ける距離に出来た大きな病院への入院でした。
新しい病院だし、大部屋といっても昔の病院みたいに6人部屋でなくて4人部屋だということだったけれど、トイレのみ付属の個室の割り増しが安かったこともあり(テレビ・ネット・冷蔵庫等使い放題付)一番安い個室にしてもらいました。
が・・・
最初に案内されたお部屋はシャワーユニット付。
シャワー使わなければ一番お安い金額の割り増しでいいですよ、と言われたのですがもしシャワーも使いたければプラス3000円×7日分になります、と言われて・・
いやいやいや!!
手術後3日~4日はシャワー禁止ですので、それは無駄!
ということで、一晩だけこちらのデラックス個室へ収容。
翌日、空き部屋が出たので通常のトイレのみ付属の個室に移動しました。
ということでデラックス個室から翌日移動してすぐに母と妹がやってきました。
と、思ったらすぐに看護士さんがやってきて、手術の準備。
手術衣に着替え、点滴の針を刺し・・ってこれがなかなかうまくいかず。
3か所・3人の看護士さんに選手交代してもらいながらなんとか時間ギリギリにライン確保。
歩いてオペ室へ。
手術前、いろんな機器を付けられて・・ってのはどこの体験談見てもデフォなのですが、
え?って思ったのが気管内挿管する時に使う咽頭鏡と言われるこれ↓
これを、いきなり喉の奥の方まで突っ込まれておえ!おえ!げほげほ!と苦しむ手術前の私。
かなりムカつきながら耐えて耐えて。
そして麻酔薬が入り、見事なくらいぱったりと意識を失いました。
そして次の場面ではもっと恐ろしい、思い出しても苦しい場面から始まりました。
気が付くと息が出来ないの。
人の気配とか覗き込む人とかが見えるのに息が出来ない。
吸い込もうとしても空気が入ってこない。
なんでだろう?いつまで苦しい思いをするんだろう?
そう思ったら咳が出てまた苦しくなって、そしたら「ガガー」と音がして胸につかえたものが吸い取られるような感じになって楽になり。
もう少ししてまた苦しくなり、空気を吸いたいのに吸えない状態にまた陥り、数秒そのまま。
本当に死ぬかとおもいました。
もう一度吸引する音が聞こえて楽になったところでやっと自分が今置かれた状況に気が付き、早く抜管してくれないかな?と思っているところで喉から管が抜かれました。
挿管の恐怖があったのに、抜管の方が意識が戻っているから苦しいなんて思わずにいた自分。
今考えると笑ってしまうけれど、あの時は本当にパニックでした。
その後は自分のベッドが手術台の横にぴったりと付けられていたので自力で移動して、そのまま自分の病室まで運ばれました。
病室には母が待っていてくれました。
おぼろげながら痛みがあったので、看護士さんに痛み止めを貰い(この時だけ座薬)
母にありがとう、と御礼を言って帰ってもらい、酸素マスクをつけてぼーっとしていました。
とっても眠いんだけれど、口の中に気持ちの悪い粘液がどんどんたまってくるのでそれをティッシュにぺっと出しては枕の横のビニール袋の中に捨てる作業を繰り返し、ウトウト&ぺっを繰り返しているうちに夕方近くなり。
酸素マスクを外してもらい、看護士さんに誘導されて立ち上がってみました。
気が張っているのか、割とふつうに歩けるようになり、痛みもそれ程でもないような気がして
トイレに行ったり、持ち物の中から必要なものを出したりしながら過ごしました。
今思うと、かなり自分なりに無理をしていたような気がするけれど、普通に話も出来たし、夕方まるまるが仕事終わりに病室に来た時もわざと元気そうに話していたせいか「なんだ、全然元気じゃねーか」とか言われたりして。
あの時にちゃんと病人らしくしておけばよかったんだろうけれど、心配かけたくなくて。
お陰で母が見たような痛々しい私を見ていないまるまるは、自宅療養中の今も全く労わってくれません(笑)