昨日から涙腺が緩んでしまっています。
さぁ、甲子園に向け地方大会も熱戦が繰り広げられています。
高校野球連盟に加盟している高校は全国に4,090校ありますが、
この中から、今回の夏の甲子園でプレーできるのはたったの49校。
殆どの高校3年生は最後の夏を終えてしまうのです。
それだけ甲子園に出場するというのは厳しいという事ですね。
我が野球おやじも20数年前に夢の甲子園に向けて仲間と共に戦い
ましたが、夢叶わず、地方大会の準々決勝で敗退してしまいました。
しかし、今はその夢の甲子園を息子に託し、また、自らも高校OBで
出場できる『マスターズ甲子園』で甲子園を目指しています。
まだまだ夢は終わらないですね。
さて、そんな甲子園を夢見ている我が野球おやじ一家ですが、その
甲子園に出場した選手の感動的な本を紹介したいと思います。
昨日、かみさんが図書館から一冊の本を借りてくれました。
『小中学生が読む本だけど、凄くいい本だと思うから借りてきたよ。
読んでみたら?』
と、言われ昨日から読んでいました。
読んでいると、男ながらに涙がとまらなくなってしまうくらい、凄く
素晴らしい話だと思いました。
読み終わった今でも、思いだすとウルッとするくらい、感動する話が
書きつづられています。
その本とは、
『甲子園がくれた命』(中村計著、講談社)
という本です。
この本の主人公は、昨年の選抜甲子園で準優勝をした日大三高で投手
をしていた山﨑福也(やまさきさちや)選手です。
彼の恵まれた体格からは、特に何か変わった事でもあるの?と思うかも
しれませんが、それは克服した姿だからです。
実は、彼は日大三高に入学する前に、脳腫瘍という病気が見つかりました。
見つかったところが命も危うくなるようなところでありました。しかし、彼の
野球に対する思いが、もしかしたらその困難を乗り越えさせたのかもしれま
せん。見事に手術は成功し、その後の活躍は皆さんの知るところです。
彼は野球に対してだけでなく、同じ病気に苦しんでいる子供達にも全力で
取り組んでいる姿に対し、すごく素晴らしい人間だなぁと思いました。
本当に、小中学生用に振り仮名をふってあるので、子供たちにもすごく読み
やすくなっているし、また、大人にも是非読んでほしいと思います。
何気なく普通に生きられる事がどんなに素晴らしい事かという事を改めて
思わせる本です。
このような事があったのかと、かみさんにこの本を紹介してもらえた事に
凄く感謝しています。
是非、皆さんも読んで下さい!