大学二年の夏、JMwestonのローファーを買いました。
お値段税込 約8万円。
青山にある店内に入るやいなや、薄々感じていましたが、21歳のクソガキが来る店ではないな。
そう感じるしかなかった。
職人風のエプロンをした男性と、
スーツで決めた女性の店員さん。
どっちかというと、
職人風のエプロンをした男性店員のダンディーさに、緊張しまくってしょうがなかった。
とりあえず、もう買うものは決まっていたから、(画像のローファー)適当に、店内を見てから、職人に声をかけてサイジングをしてもらった。
で、
手を震わせながら、8枚のお札を職人に渡して、買って帰ったわけです。
そして、その日に履いてバイトに行きました。
やっぱり本物は違う!
革靴は足が痛すぎる。。。
しかし、本当に痛すぎたのは、
バイトの帰りに雨が降ってきてことorz
8万円の革靴を買った当日に、雨の中履いている。
駅の出口で、怒りに震えました。
雨が降り止むまで待つのも、だるいので、
普通に歩いて帰った。
そしたら、確信した。
「人生、なんでもありだな。」
別に一番大切にしなきゃいけないのは、お金じゃないな。
それを俺に教えた、親は100%間違っていたんだな。
お金という価値観。
値段という価値観の中で生きなくてもいいや。
そう思いました。
結局、一つの価値観に固執すること=弱さなんだ、と。
そこに全てがある。
その人が全て知っている。
そんなことは、ありえないんだな、って思いました。
今まで、何物にも変わらない絶対的な価値として「お金」が僕の中に君臨してきました。
しかし、
手を震わせながら出した8万円が、その日にパー。
お金がすべてじゃない。
値段という価値観の中で生きなくてもいい。
そう確信しました。
お金がすべてだという考え方は、
自分の外側に価値を見出している証拠。
自分の外側に価値を見出している状態っていうのは、
自分の価値=テストの点数。
自分の価値=上司に認められること。
自分の価値=その人が稼ぎ出せる金額。
こういう風に考えることです。
それってつまり、
テストの点数が低かった。→自分の人生の価値も低い。
上司に認められなかった。→自分の人生は無意味。
低収入→自分の人生の価値も低い。
そうやって判断することと同じですよね。
でも、ぶっちゃけ本当にそう思っている人はたくさんいるはずです。
おそらく、都心に近ければ近いほど「お金が絶対的な価値を持つ」そう思って生きている人が多いと思います。
多くの人はお金を稼ぎに都心に出てきているので、それはそうなのかもしれませんが。。。
この前。
約3年ぶりに母国アメリカに変える友人に、質問しました。
「日本どうだった??」
「正直、面白いことも多かったけど、つまらないと感じることも多かったな。どうしてかっていうと、みんな同じ答えしか言わないからさ。アメリカでは、もっと変な奴たくさんいるぜ。」
その友人が言いたかったのは、
「もっといろんな価値観をもった奴がいてもいいだろ。」
ってことです。
popeyeの回のブログでも書きましたが、
「あなたはあなたでいい」
人間のあり方は無限である。
そして、
我々はそれを否定するのではなく、
むしろ賛美するべきである。
ということです。
今ではこれが僕の哲学の根底にあります。
その僕も今では会社で先輩の立場になりました。
今年入社してきた後輩は、いろんな個性がありますが、それを否定するのではなく、
むしろ受け入れて、型にはまることなく成長していけばいいと思います。
もう見飽きたんですよ。
仏頂ずらしたおじさんたちの顔は。
ということで、ローファーの話からここまで飛んできてしまいました 笑
今回も読んでくれてありがとうございました!!!!
^^
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