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【ニューヨーク19日(日本時間20日)】米大リーグで日本人初の“メジャー審判”が誕生する可能性が出てきた。今季2Aに所属していた元パ・リーグの平林岳審判員(42)が来季、日本人初となる3Aに昇格濃厚であることが分かった。2軍に相当する3Aで好ジャッジを続けて、来季中にも夢のメジャーデビューを果たす。
審判の世界にも日本人が進出だ。米大リーグ史上初となる日系のワカマツ監督がマリナーズで誕生したこの日、平林審判員が来季は日本人初の3Aに昇格する見通しであることが分かった。
「日米のプロ野球で15年間培った審判としての経験をすべてぶつけて戦いたい。今からワクワクしています」
帰国中の平林審判員が声を弾ませた。パ・リーグを辞め、メジャーの夢を追って再渡米。05年からマイナーで正確な判定を続けてステップアップしてきた。マイナーの過酷さは選手以上。昨季までは球審と塁審1人の2人制で、ナイター後には自らハンドルを握って長距離の移動もしてきた。
今季は大リーグの3軍にあたる2Aの「サザンリーグ」に所属。このほど届いた査定表では2A1年目にもかかわらず47人中7位という好成績で、来季の3A昇格が濃厚になった。大リーグ広報部によれば、3Aに在籍した日本人審判員は過去にいないという。
大リーグの2軍に相当する3Aに上がれば、平林審判員がメジャーデビューする可能性は飛躍的に高くなる。「WBCもあり審判も国際化すべき。3Aで問題がなければメジャーで起用という意見が出るだろう」とは査定を担当する審判部幹部。日本人初のメジャー審判員という話題性もあり、けが人が出た際などの一時的な昇格は来季中にも十分あり得る。
過去4シーズンは日本に夫人とまな娘を残しての単身赴任。自身のブログに「今一番ほしいものは挑戦を続けるための資金」と書くほど厳しい生活をしてきたが、ついに努力が報われた。来季にも夢のメジャーで判定を下す。
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